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スタジオエクササイズ - バレエ - バーレッスン

 

腕のポジション

 

 

 バレエ初心者にとって足のポジションと同じように最初に覚えなければならないことに、「腕のポジション」があります。基本は4種類ですからすぐに覚えられそうなものですが、足のポジションが数字なのに対して、腕のポジションは横文字なので、これがけっこう苦労したりします。

 以下の順番で解説していきます。

 ・アン・バー

 ・アン・ナヴァン

 ・ア・ラ・スゴンド

 ・アン・オー

 なお、YouTubeへの投稿動画を張り付けてありますが、もちろん全ての投稿動画を見たわけではありませんし、しかも英語のものしかみていないので断言はできませんが、私が見た投稿動画の中では、手のポジションを上記の名称を使って読んでいるものは皆無でした。すべて足のポジションと同じように、「第1ポジション第1ポジション」とか「第2ポジション」のように呼んでいました。そして、その数も6種類くらいありました。ご参考までに…。

 

 

アン・バー≫

 

4種類の腕の形の中で一番指先を下げた形

・指先を下ろし、両腕で大きな卵形の円を作っていく。

 (この円の形はアン・ナヴァン、アン・オーのときも同じ)

・横から見たときに、肘は体の中心線よりも前に持っていく。

 

《アン・ナヴァン》

 

アン・バーから腕を少し持ち上げた形

・アン・バーのときの卵形の円の形を維持しながら、指先がみぞおちの高さ位になるようにもちあげていく。

・横から見たときに、肩-肘-指先のラインが緩やかな下降線を描くようにし、肘が持ち上がらない(=脇を大きく開いてしまわない)ように注意する。

・両手の指先の間隔はアン・バーのときの間隔を維持する。(開きがちになるので注意する)

 

《ア・ラ・スゴンド》

 (下のイラスト、前と横で足のポジションが違っています。ご了承ください)

 

両腕を大きく横に開いた形

真横に開くのではなく、顔の向きを変えずに流し眼で肘が確認できるギリギリくらいに開く。

(ときどき「8人で手をつないだときに輪ができるように」などと説明を受けますが、それをイメージするのはかなり難しいような気がします…。)

 

《アン・オー》

 

両腕を一番高く持ち上げた形

・両腕はアン・バーの卵形と同じ形を取る。

・横から見たときに肘は体の中心線よりも前に置き、顔を正面に向けたまま見上げたときに、指先が視界に

 ギリギリに入るようにする。

・両肩はしっかりと下げておく。

(4種類の腕のポジションの中では、慣れるまでは一番気を使っていかなければならない形だと思います。知らないと腕を真上に上げてしまいますし、腕を上げながら肩を下げていくという動作は、背中の筋肉(広背筋大円筋など)をしっかりと使っていかなければなりません。

 

 

 

 

 

 【その他の投稿動画】

 @ 腕と足を組み合わせたものT(英語)

 A 腕と足を組み合わせたものU(英語)

 B 腕と足を組み合わせたものV(英語

備考