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スタジオエクササイズ - バレエ - バーレッスン

 

グラン・バットマン

 

 

 「グラン」は「大きな、広い」、「バットマン」は「打つ」を意味し、片足を軸とし、もう一方の足を多くき前後左右に蹴りあげていく動作(パ)になります。

 このパもバーのレッスンで必ずと言ってよいほど出てきます。蹴りあげる筋力ももちろん必要ですが、やはり何と言っても柔軟性にポイントがあるのではないでしょうか。無理に上げようとすると、どうしても軸が崩れてしまいます。

 きれいに高く上げている人を見ると、男の私でも憧れてしまいます!

 ・前のグラン・バットマン

 ・横のグラン・バットマン

 ・後ろのグラン・バットマン

 下のイラストですが、バーを背にして両手を添えた形になっています。多分、通常のレッスンでは、この形で行うよりはバーを横にして行うことの方が多いと思われますが、やり方に関しては一緒なので、その点はご了承ください。

 

 

前のグラン・バットマン≫

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・第1又は第5ポジションで立つ。

(イラストではバーを背にして両手を添えた形になっていますが、バーを左横に見て右足前の第5ポジションで立つ場合は、右手をア・ラ・スゴンドまたはアン・オーにすることが多いと思います)

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・指の裏でフロアを擦りながら足を前に出し、ドゥミ・ポアントを通ってポアントの形まで足を運んでいく。

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・つま先が離れる瞬間にフロアを勢いよく蹴りあげて、足をできるだけ高く上げていく。

・軸足のかかとから頭までは、動作中は常にフロアに対して垂直に保つ。

・出す足の膝はしっかりと伸ばし、付け根からアン・ドゥオールをしていく。

・「足を高く上げよう!」という行き気が高すぎると、どうしても上半身を後傾させて勢いをつけがちになってしまうが、決してきれいな動作とは言えない。とりあえず、そのような場合、「高く上げよう」という意識は捨てて、軸がフロアに対して垂直に保てる範囲内できれいに上げられるようにし、高く上げられない原因(主にハムストリングスの柔軟性の欠如と思われるが、筋力不足ということも考えられる)を考え、ストレッチや筋トレでその原因をレッスン以外のところで解消する必要がある。

・下ろす時もドスンと勢いよく下ろさず、しっかりと足をコントロールして(筋力が必要)下ろし、ポアントドゥミ・ポアントを通ってスタートのポジションに戻す。

(私も高く上げられないので、あまり偉そうなことは言えないのですが、原因はハムストリングスの柔軟性の欠如にあります。私の場合は、エアロビクスのハイキックがきっかけです。通常のレッスンではハイキックをすることはないのですが、エアロビクスを始めて3年くらいたった時に「大会に出てみませんか?」と声をかけられ、試しに出てみたのです。1次予選(大人数でフロアで踊る)の途中まではついていけたのですが、ハイキックが出てきたときには愕然とさせられました。全く上がらないのです。多少無理に上げられたとしても、痛みは走るし、とても軸などきれいに取れてはいなかったでしょう。その大会以来、ストレッチをとにかくこまめに行いました。フィットネスクラブにいるときは、レッスン、マシン、ウエイトとやりたいことがたくさんあるので、もったいなくて長い時間ストレッチのために時間を取ることはできません。自宅にいても、通常そうストレッチのための時間は取れるものではありません。個人差は当然ありますが、ある程度年齢がいってから柔軟性をつけようとすると、時間をかけていかなければならないのです。そうすると、もう「ながらストレッチ」しかないのです。テレビを見ながら、本を読みながらストレッチをするのです。その気になれば、デスクワークをしながらでもハムストリングスを伸ばすことは可能です。要は、柔軟性を付けようとする気持ちがどれくらいあるかの問題なのです。その気になればいくらでも時間は取れます。今でもこまめにやるように心掛けてはいますが、ハムストリングスの柔軟性は頭打ちになっています。完全に止めてしまうとまた落ちていくでしょうし…。私は、今でも家では足を左右に開脚させながら食事をしています。なれるまではとても大変でしたが、慣れてしまうと、知らず知らずのうちに開脚しながら食事をしている自分がいたりするのです。

 

≪横のグラン・バットマン

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・第1又は第5ポジションで立つ。

(イラストではバーを背にして両手を添えた形になっていますが、バーを左横に見て右足前の第5ポジションで立つ場合は、右手をア・ラ・スゴンドにすることが多いと思います)

2

・指の裏でフロアを擦りながら足を右横に出し、ドゥミ・ポアントを通ってポアントの形まで足を運んでいく。

3

・つま先が離れる瞬間にフロアを勢いよく蹴りあげて、足をできるだけ高く上げていく。

・軸足のかかとから頭までは、動作中は常にフロアに対して垂直に保つ。

・出す足の膝はしっかりと伸ばし、付け根からアン・ドゥオールをしていく。

・下ろす時もドスンと勢いよく下ろさず、しっかりと足をコントロールして(筋力が必要)下ろし、ポアントドゥミ・ポアントを通ってスタートのポジションに戻す。

 

 後ろのグラン・バットマン≫

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・第1又は第5ポジションで立つ。

(イラストではバーを前にして両手を添えた形になっていますが、バーを左横に見て左足前の第5ポジションで立つ場合は、右手をア・ラ・スゴンドにすることが多いと思います)

2

・指の裏でフロアを擦りながら足を後ろに出し、ドゥミ・ポアントを通ってポアントの形まで足を運んでいく。

3

・つま先が離れる瞬間にフロアを勢いよく蹴りあげて、足をできるだけ高く上げていく。この時、腰を痛めないため、または足を高く上げてきれいに見せるために、上半身を前傾させる。

・出す足の膝はしっかりと伸ばし、付け根からアン・ドゥオールをしていく。

・下ろす時もドスンと勢いよく下ろさず、しっかりと足をコントロールして(筋力が必要)下ろし、ポアントドゥミ・ポアントを通ってスタートのポジションに戻す。

 

 

 

 

 【他の投稿動画】

 ・女性が解説をしながら、後ろからの画像も

 ・解説なし、音楽つき

 ・生徒に指導をしているところ

備考