日記 - 5月

 

5月18日(日) 「告別式」

 

■ 滞りなく… ■

 昨日は11時半から告別式が1時間ほどあり、その後火葬場に30分ほどかけて移動し、すぐに釜に遺体が入れられた。焼きあがる?までだいたい1時間かかり、焼骨を骨壺に収め再びホールへ戻った。参列していただいた方にささやかではあるが1時間ほど飲食を楽しんでもらった次第である。

 いや〜、正直、食事ののコースには3つ(5,000円、6,500円、そして「その上はいくらだったかな〜、おそらく式場の人に説明は受けていると思うのだが、選択の可能性は限りなくゼロに近かったのでほとんど思えていない」)ほどあり「あまり多くて食べきれなくてももったいなし…」と思い、一番安い(5,000円)のものにした。会場に入って、初めてその食事の内容を実際に目にしたとき「ちょっと足りなかったかな〜」とも思ったのだが、結果的には、みなさんそれほど残すこともなかったし、「もっと食いて〜」というブーイングもなかったので(まあ、そう思っても声に出して言うことはできないが…)ちょうど良かったような気がする。外で何かをするわけではないが、昨日は天気もよく絶好の告別式日和?であった。

 

■ すっきりした ■

 「湯灌の義」などの時も、なるべく父と過ごした日々を思い出さないようにしていたし、通夜なども、そのほとんどは着席をしていたので大丈夫だった。しかし、告別式において、喪主としてあいさつをしたとき、前立腺がんと診断されてからの通院や治療の説明や、自宅での介護の様子、そして、亡くなった日の様子を話していると、「もう、いい大人なのだからなるべく涙は見せないようにしないと…」と思っていたのだが、感情的になりどうしても涙が出てきてしまった。まあ、とくにそれが恥ずかしいことだとも思わなかったし、いっぱい涙と鼻水を出した後はなんだかすっきりしたわけである。