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トッピクス-海外(その2)

 

 

 

 しかし、ときどきニュースなどで大学生の就職活動の様子を流していたりするが、私はそれを見ていると気の毒でしょうがない。私の認識が正しいかどうかは分からないが、4年生の1年間の大半を「就活」のためにエネルギーを費やしているようである。

 もうかなり昔になるが、私が大学4年生のときももちろん「就活」はあったが、現在ほどエスカレートしていたとはとても思えない。ただ、もしかしたら私がそれほど熱心ではなかっただけという可能性が無きにしも非ずであるが…。

 当然、現在の大学4年生にとってみれば、「夏休みに旅行なんてあり得ない!」という状況なのかもしれないが、私の場合、「最後の夏休みなのだから楽しまなきゃ!」といたって能天気な状態であった。

 まあ、私の周りを見ても、4年生の夏休みに旅行したのは私くらいであった。今から思うと、どうもその辺りから「まともな人生を歩んでいく」という路線からは外れつつあったような気がしてならない。

 「さて、どこへ行こうか?」ということになる。なぜか前回同様、北米やアジアは選択肢に入っていなかった。そうすると、やはりヨーロッパということになる。前回の旅で何カ国か回っているが、まだまだ行っていない国は多い。

 フランスは前回訪れているが、パリだけなので、フランスとスペイン、イタリア、ギリシャなど訪問していない国を中心に計画を立て、北アフリカのモロッコであればスペインから近いので訪問国の一つに加えた。

 さて、問題は旅行費用である。2年生の夏にヨーロッパ、3年生の夏に国内ツーリングと2年続けて夏休みに旅行に出ている。いくら土日にバイトをしているからと言って手元に十分なお金が残っているわけがない。そこで、今回の旅行に関しては「社会人になったら必ず返すから…」と両親に協力を求めた次第である。(もちろん完済しています)

 期間としては1ヶ月ちょっと、「成田-パリ」間の往復のチケットと、前回同様、ヨーロッパの鉄道が自由に利用できるユーロパスを購入し、バックパックに荷物を詰め込んだ。

 

備考