四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - タイフィットネス紀行/日記

 

 

ワット・サケートの黄金の丘


 

 ワット・アルンからチャオプラヤ川を渡り、ワット・ポーに向かう途中で乗ったトゥクトゥクとひと悶着あったあと、歩いて王宮の方に向かおうとしていた時に寺院らしきものがあったので寄ってみると、ワット・サケートの黄金の丘であった。

 おそらく普通の寺院であれば寄らなかったと思う。理由は、それほど古い建物や寺院には興味がない私にとって、どの寺院も同じに見えてしまうからである。でも、ワット・サケートの黄金の丘は一見して普通のものとは違っていた。どこが違っていたかと言うと、ちょっと小高い丘に建物が建っていて、道路から見上げて「あそこからの景色はきっといいんだろうな…」と思ったわけである。

 「エクスペディア」のサイトでは以下のように解説している。

「ワットサケートに近づくと、寺院の屋根の上に別の塔が見えます。それはかつてバンコク一高い建造物でもあった、プーカオトン(黄金の丘)と知られる58mの仏塔です。頂上まで続く318段の階段を上ると、バンコクの街並みが一望できます。本堂には巨大な仏像が安置されています。

 黄金の丘へ続く螺旋状の階段は、一帯の古代史への入り口でもあります。下の方にある寺院は、アユタヤ王朝時代にワットサケーと呼ばれたもの。後にラーマ1世が修復して「ワット サケット ラチャ ウォラ マハ ヴィハーン」と名付けました。バンコクを伝染病が襲ったラーマ2世の時代には、遺体を埋葬する場所と化した過去があります。当初の想定よりも広くなった墓地の一部からスタートする黄金の丘への道は、何処か薄気味悪い気もします。建物の入り口をくぐると、内部の壁を鐘で飾ったプーカオトンがあります。これは、ラーマ3世が一度仏塔の建設を試みたものの強度不足で崩壊、それを4世が補強。さらに19世紀後半、5世が円錐状の屋根を付けて寺院が完成しました。頂上からはバンコクの町の眺めが広がり、蛇行するチャオプラヤ河が王宮の横を通り抜け、モダンなラーマ4世橋の下をくぐり抜ける様子を観察できます。」

・ 道路から見たワット・サケートの「黄金の丘」の仏塔

・ 丘の頂上へ通じる階段

 この辺りは樹木も植わっていて影ができているので、晴れていても直射日光が当たらずそれほど苦にもならないが、もう少し上ると樹木はなくなり日光を遮るものがなくなるのでけっこう辛い。

・ こういう演出は必要なのだろうか?

 確かに水の存在は、特にバンコクは暑いので、訪れるものに涼しさを与えてくれる。それが人工的なものでも助かるのだが、「フラミンゴなどはおく必要があるのだろうか?」と思ってしまう。この寺院以外ても、仏像の後ろをLEDの電飾などを使って飾ってあったりするのを何回か目にしたが、そういう演出にはちょっとがっかりさせられる。

・ 仏塔までの道のり

 黄金の丘の頂上にある仏塔まで続く道のりには多くの鐘が吊り下げられている。

 鐘の中には鳴らすことができるものもある。

・ 頂上からの眺め

 寺院の周りには高層ビルがないので、眺めはなかなかよい。

・ 風鈴の音

 「風鈴」という呼び方が正しいかどうかは分からないのだが、黄金の丘の上に建つ建物の軒先には金属製の風鈴がたくさん吊り下げられていて、強い風が吹くと少しうるさいくらいである。

・ ?

 さて、これは何だったかな〜。