四方山話

     

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ベトナムフィットネス紀行/日記

 

 

3月1日(水) : やっぱり来たか!( 陸路から空路へ )


 

 う〜む、「やっぱり来たか!」という感じである。昨夜から便がゆるくなっている。まあ、日本にいるときでもときどきあることなので「ときどきあることだし…」と自分に言い聞かせていたのだが、一夜明けた今日は朝からずっとゆるみっぱなしの状態だ。

 この状態がいつまで続くかはわからないのだが、とにかく心配なのがカンボジアのプノンペンへの陸路の移動のことである。下痢の状態で長時間バスに揺られるのは基本的には不可能。まさか、「Unko, Unko, stop, please」などと言ってバスを止めるわけにもいくまい。陸路は諦めて空路でプノンペンに入るしかない。「膳は急げ」ということで、航空券を求めて市の中心部に向かった。
 先日、バックパッカー通りであるファングーラオ通りに行ったときに、旅行代理店が通り沿いにたくさんあったのは確認している。よって、そこへ行けば確実に購入できるとは思ったのだが、少しネットで調べてみると、そのファングーラオ通りではないが、日本人街と呼ばれるレタントン通りの近くに日本人が経営する「スケッチトラベル」という旅行代理店があるようなので、とりあえずそこに向かってみた。
 そのスケッチトラベルだが、大通りから横に少し入ったビルに2階にありちょっと分かりづらく、タクシーから降りるときに運転手が「あそこだ!」と指差して教えてくれ、そちらの方に向かったのだがなかなか見つけられず、結局は通りに面した日本料理店の前に座っていたり「security」とプリントされているシャツを着た男性にたずねなければならなかった。
 ビルの2階に上がると、奥のほうでデスクワークをしていた女性が何人かいるのが分かったのだが、私に気がつくと「いいらっしゃいませ!」という元気な声がオフィス内に響いた。「3月8日、プノンペン行きの片道の直行便の航空券を探しているのですが…」と伝えると、「ちょっと調べてみます」と言うとイスに座って待つように促された。
 デスクワークをしていたのは5人の女性で、おそらくだが、そのうちベトナム人は1人のみであとは全員日本人のように思われた。私の応対をしてくれたのはそのうちの一人で、年齢的には20代半ばくらいの「ん、もしかしたら関西の出身なのかな?」と思われる女性であった。 
 しばらく目の前のPCで作業をした後「3月8日、ホーチミン12時20分発、プノンペン13時15分着のベトナム航空の便がありまして、航空券代、税金、そして手数料すべて含めて195$になります」と告げられた。その旅行代理店では1$を116円強で見ているようで、日本円にすると約22,620円になる。実は宿にいるときにネットで、今回の旅で他の航空券を購入するときに利用した比較サイトを使って調べてみたのだが、最安値で21,000円だったので、それと比較すると「22,62円は少し高いかな?」という印象はあった。
 もちろんその比較サイトを利用したとしても、最安値の表示の21,000円で購入できるかどうかはわからない。ただ、ちょっと「この旅行代理店は主に日本人をターゲットにしているので、もしかしたら少し高めの料金設定をしているのかな?」という思いも否定はできなかった。「席の方は余裕があります」と言われていたので、「少し他の旅行代理店も当たってみて比較してみるか」ということで「ちょっと検討してみます」と言ってその旅行代理店を後にした。
 その後、近くをブラブラして旅行代理店を探したわけだが、2軒目では228$と言われ、3軒目はほぼスケッチトラベルと同じ金額だったため、結局はスケッチトラベルに戻って航空券を購入することにした。

 さて、どうして下痢になったかはよく分からないのだが、多少、私の不注意によるところも否定できない。もちろん、水道水をそのまま飲むことなどはしないが、歯磨き後に水道水でうがいをしたことも何回かある。それがマズかったのかもしれない。

 また、こちらの大衆食堂で食事をするときは、無料のティーにしても、ドリンクとして注文するコーラやビールにしても、そのものが冷えているわけではなく、氷が入ったコップとともに出される。そして、この氷が原因になるということも耳にしたことがある。ただ、ベトナムを旅行するに当たってコップの氷は避けて通ることは非常に難しい。もちろん、出されても飲まなければよいわけだが、そんなことをしていたらベトナムコーヒーは口にすることはできなくなってしまう。