解剖学 - 筋系 - 単一筋肉解説
概 要 |
・背部の浅層に位置する浅背筋のうち、第1層目にある2つある筋肉の一つで、下行部、横部、上行部の3部に分けられる。 ⇒ 筋腹の厚さなどを解説したイラスト ・和名の由来は修道士がかぶるフードからきている。(なんとなく確認できる写真を掲載したサイトへのリンク) ・ステロイドを使用すると僧帽筋が異常に発達するようである。(解説サイト) ・「船戸和弥のHP」の「Rauber-Kopsch解剖学」ではこの筋の解説において「変異」ということで以下のように解説している。 「(日本人の僧:帽筋の完全欠如に近い例が報告されている(狩谷慶喜:北越医学会雑誌, 51巻,1139〜1142,1936).また鎖骨停止部の変異が胎児および新生児125体のうち5体,8側にみられた(山田迪:解剖学雑誌,7巻, 337〜347,1934).) |
起 始 |
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停 止 |
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イラスト |
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作 用 |
「日本人体解剖学 (上巻) 全体として肩を後方に引く。また、上部のみが作用するときは肩甲部を拳上し、下部のみが作用するときはこれを下牽し、かつ肩甲骨下角を外側方に転ずる。上肢帯が固定しているときは両側が働くと頭を後方に、一側が働くと頭をその方向に引く。 「プロメテウス解剖学アトラス」では ・下行部:肩甲骨を斜め上方に引いて関節窩を下方に回す。(前挙鋸筋の下部筋束と協同して) 頭を同側に傾け、対側に回転させる。(上肢帯を固定させて) ・水平部:肩甲骨を内側に引く。 ・僧帽筋全体:胸郭に対し肩甲骨を安定させる。 |
神経支配 |
・副神経の外枝 ・頚神経叢の筋枝(C2,C3,C4) |
血管支配 |
・頸横動脈 (22番) ・肩甲上動脈 (3番) ・肋間動脈の背枝 (7番) ・深頚動脈 (24番) |
筋連結 |
・三角筋 ・(大・小)菱形筋 ・上後鋸筋 |
触 察 |
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強 化 |
・頚背部の表層にある片側三角形の筋で、身体を表から見たときに頸の両側に盛り上がりを作る筋肉。「たくましい後姿にした!」という人は積極的に鍛えていかなければならないが、筋肉を付け過ぎてしまうと、どうしても肩関節の可動域は狭くなってしまう。 ⇒ビルダーイラスト ・ストロイドを使用すると僧帽筋が異常に発達をする。 ⇒ 解説サイト 【ボディウエイト】 プッシュアップ(ワイド) 【チューブ】 ローイング 【ダンベル】 シュラッグ 【マシーン】 デルトイドフライ、Tバーロー 【バーベル】 アップライトロー |
ストレッチ |
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他の参考 となるHP |
・解剖学的写真を掲載しているサイト A上半身裏面、左半分(要スクロール) B本物の人体を用いた解剖学的動画(解説は34秒あたりから)「watch the video」をクリック ・YouTubeへの投稿動画 @見よ、この僧帽筋を!
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備 考 |
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