解剖学 - 筋系 - 単一筋肉解説
中殿筋(ちゅうでんきん、英:gluteus medius muscle)
概 要 |
下肢の下肢帯の中の外寛骨筋のうち3つある殿筋の一つで、殿部の外側面に位置し三角形を呈している。前部(筋腹が厚い)と後部(筋腹が薄い)で構成され、前部の筋腹には複数の腱を見ることができる。また、後部の筋腹はその一部が大殿筋で覆われている。 立ったり、歩いたりするときに骨盤を安定させる重要な働きをしていて、この中殿筋が弱ったり麻痺したりすると、動作時には骨盤が左右に傾いてしまう(デュシェンヌ跛行)。⇒ YouTube投稿動画 |
起 始 |
・腸骨、腸骨翼(21)の外面、前殿筋線(22)と後殿筋線(20)との間 ・腸骨、腸骨稜(1)の外唇 |
停 止 |
大腿骨の大転子(1)、外側面近位 |
イラスト |
|
作 用 |
股関節を外転させる。 |
神経支配 |
上殿神経(L4,L5,S1,S2) |
血管支配 |
・上殿動脈(5番) ・外側大腿回旋動脈(12番) |
筋連結 |
・大殿筋 ・小殿筋 ・大腿筋膜張筋 ・梨状筋 ・外側広筋 |
触 察 |
|
強 化 |
大殿筋と同様にお尻の形を決める筋肉なので、ヒップアップをさせたいのであれば積極的に鍛えていかなければならない。 【ボディウエイト】 スタンディンング・ヒップアブダクション 【チューブ】 ライイング・ヒップアブダクション 【マシーン】 アブダクター 【バーベル】 サイドランジ 【ダンベル】 サイドランジ |
ストレッチ |
大殿筋をストレッチする方法でも中殿筋のストレッチは可能だが、筋線維の走る方向が若干異なるので以下のやり方の方がより効果的
|
他の参考 となるHP |
・解剖学的写真を掲載しているサイト B 臀部の横断面(番号はついていないが3の大殿筋、4の小殿筋に挟まれた筋肉) E 実際の人体模型を用いて臀部から大腿部の筋肉群を説明(中殿筋は24秒目あたり)
|
備 考 |
|