生理活性物質は、三大栄養素のタンパク質、糖質(炭水化物)や脂質(脂肪)のように、それ自身はエネルギー代謝には直接関係ないが、微量でも生物の生理や行動に何らかの特有な作用を示し、体の働きを調節する役割をもった物質である。
体内ではタンパク質やアミノ酸などから合成されるが、私たちが日々口にする食物の中にも含まれるし、自然界に広く生息する微生物も作り出している。そして医薬品のように科学的に合成することも可能である。
・ 主な生理活性物質
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体内で合成されるものとして |
各種ホルモン、ビタミン、神経伝達物質など
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食物中に含まれるものとして |
カフェイン(コーヒー、お茶)、カプサイシン(唐辛子) |
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微生物が作り出すものとして |
ペニシリン(青カビ) |