さて、最後の「ガム」なのだが、コンスタントにブラッシング後に噛むようになったのは最近のことである。あまりはっきりとは覚えていないのだが、去年の秋口くらいかもしれない。「一体、どうして?」と聞かれれば、たいした理由はないのだが、たまたま家にプラスチックの容器に入ったキシリトール入りのガムがあって、「虫歯予防に良さそうだ」ということで始めたのが習慣化してしまったようだ。
そこでちょっと「キシリトール」について調べてみた。
「糖アルコール」などと聞くと「えっ、お酒なの?」となってしまいそうだが、お酒のアルコールとは異なり、糖アルコールは糖質系の甘味料となる。
キシリトールはいろいろな食物(イチゴなどのベリー類やプラム、カリフラワーなど)に含まれる天然の甘味料で、糖アルコールの中で最も甘く、カロリーは砂糖の75%ほどである。
私たちの口に中には多くの細菌が住み着いている。彼らは私たちが口にした糖質を栄養源にして酸を作り、その酸が虫歯の原因となっているわけである。キシリトールにはその細菌による酸の産生を起こさせないことが知られている。しかし、キシリトールの含有率が少ない場合はその効果は期待できない。