日記 - 1月

 

1月26日(日) 「かなり貯まってきた(完)」

 

 「最低でも11,000円」に高すぎると思った私は、「地元の業者を探そう」ということになり、再びネットを利用した。そうすると、半径1`以内のところにいくつかあるのが分かったので、一番近いところに向かった次第である。

 やはり修理代金の方は気になるし、できれば「修理現場を見てみないと…」と同じようなことを言われるのも避けたかったので、壁から出ている抜くことのできない管やホームセンターで購入した新しい蛇口の写真を撮り、プリントアウトし、なるべく修理現場がどのような状況になっているのか分かるようにしたのである。

 その水道工事店は自転車で5分もこがないところにあった。応対してくれたのは60歳は優に過ぎたと思われる少し小太りの男性であった。私は、プリントアウトした写真を見せ「この壁から出ている管を外して新しい蛇口を付けてもらいたいのですが、修理代金の方はどれくらいかかりますか?」と尋ねると、その男性の答えは「そうだな〜、8,000円ほどいただけますか」というものだった。

 「8,000円」という数字を聞いて、「安い!」とは思わなかったが、電話で聞いた業者よりは確実に安かったし、他の水道工事店に行って聞く気にもなれなかったのでお願いすることにした。「すぐに伺いますよ」と言われたので、スーパーに行く予定だった私は「ちょっとこれから買い物に行きますが、家にはほかの者がいますので…」と、住所や電話番号をメモして渡し、スーパーに向かった次第である。

 時間としては20分もかからなかったと思う、買い物を終えて帰宅すると交換作業はすでに終わっていて工具を片付けているところであった。私は、「ご苦労様でした。また何かありましたらお願いしますので…。」と修理代金の8,000円を渡した。

 交換後は、もちろん水漏れなどはすることなく快適に使用している。そして、「大々的に宣伝しているところは、その宣伝費を修理費の方に上乗せしているので高い」ということを学んだのである。人生の教訓としなければいけないが、時間がたつと忘れちゃうんですよね…。