この9月3日から現在の内閣が発足しているわけだが、その発足前後のテレビ番組でだと記憶している。あるコメンテーターが「新しい内閣ができると、野党側が攻撃しやすい人をピックアップします。松島法相あたりは危ないでしょうね…」と言っていたのを記憶している。そして、見事にその予想は的中し、有権者に配った「うちわ」が問題になった。
そして、ここに来て小渕経産相の経費問題が取り上げられだした。まあ、このようなことも今になって始まったことではなく、前々から行われてきたことなので特に珍しい光景ではないのかもしれない。ただ、よくよく考えてみると非常におかしな話ではある。
私はこの問題になった大臣たちを擁護するつもりは全くないのだが、おそらく、彼女たちは大臣にならなければ今回のことは問題にならなかったはずである。それが、大臣になったために「あらさがし」をされたとことになる。
そこが非常に納得ができない。つまり、大臣として問題があったわけでなく、政治家として問題があったので、「大臣になるならないは関係なくもっと早く指摘されるべきことだったのではないのか!」と考えるのが当然である。そう考えていくと、私は、日本の政治レベルが非常に低いような気がしてならない。
そこで改めて声を大にして言いたい。
私の勘違いでなければ、まだ、ネットで各議員の収支は公開されていないと思っているのだが、だれでも気軽に見れるようにすべきである。収支のみならず、国会への出席日数や欠席理由なども一目で分かるようにしなければならない。
民主党の野田佳彦が首相だっととき、現在の安倍晋三と以下のような党首討論をしている。(一言一句正確に覚えているわけではない)
野田首相:「国民にさらなる負担(消費税アップ)を強いるのであれば、我々政治家も身を切る思い(議員数
の削減)をしなければならないのです。あなたにはできますか?」
安倍晋三:「もちろん、行う覚悟はあります。」
ただ、現状を見ていると「どうも、もう忘れちゃったのかな〜」という気がしてならない。そこで、私は言いたい「一刻も早く実行せよ!」と…。