さて、「太陽光発電」と聞いて「何、それ?」などと首を傾げる人は皆無に近いに違いない。昨今は小学校の低学年でも知っている言葉となっているはずだ。
とある小学校の1年生のクラスでは社会科の授業が行われていた。
先生:「みなさん!今日は「エネルギー」という言葉について勉強していきましょう。」
生徒たち:「はーい、分かりました!」
ただ、生徒の多くは「エネルギー」という言葉が理解できず頚を傾げている。それを見て先生は
先生:「エネルギーというのは、電気とかガスのことで、みんなの家にはかならずある大切なもの
なの。これがなくなってしまうと、テレビも見れなくなってしまうし、温かいご飯だって
食べれなくなってしまいます。だから、ちゃんと勉強していきましょうね?」
幼い子供たちにしてみても「テレビが見れなくなる」「温かいご飯が食べれなくなる」ということは死活問題である。「エネルギーなんて難しそうだな〜」なんて、視線を天井や床に向けていた子供たちは一斉に先生の方を向き始めた。
先生:「それでは、みんなの中で「太陽光発電」という言葉を聞いたことがある人はいますか?」
それを聞いて、およそ1/3くらいの生徒が「はーい、はーい」と元気に手を挙げたのである。
先生:「じゃあ、高木君」
高木君:「え〜と、え〜〜と。おうちの屋根の上に電池をのせて電気を作ります」
先生:「うわ〜っ、よく知っていますね。そう、「太陽光発電」というのは、おうちの屋根の上に
太陽電池という板のような電池を載せて、太陽の光で電気を作るものです。」
先生:「それでは聞きますよ〜。太陽光発電をやっている人?」
この先生の質問を聞いて、3人の子供が自慢げに「はい、はい、は〜い!」と手を挙げたのである。