さて、このように小学校の低学年でも知っている太陽光発電システムだが、その歴史を日本を中心に簡単に見ていくと…。
1954 |
アメリカで太陽電池が発明される。 |
1955 |
日本で初めて太陽電池の試作品が作られる。 |
1958 |
東北電力が日本で初めての太陽光発電システム(70W)を無線中継所に設置する。
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1959 |
シャープが太陽光発電の研究・開発に着手 |
1963 |
シャープが太陽光電池の量産化をスタート |
1976 |
シャープが太陽電池付の電卓の販売を開始 |
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既存の電力系統と太陽光発電システムを連携させる研究が開始される。 |
1990-1992 |
住宅への設置がしやすくなるように法整備がすすむ。 |
1992 |
三洋電機が個人住宅における発電の余剰電力を売電できるシステムの実用を開始 |
1999 |
日本の太陽電池生産量が世界1位となる。 |
※参考サイト「太陽光発電-日本での普及の歩み」
上記の表の「1976:シャープが太陽電池付の電卓の販売を開始」を見て、私みたいな中年オヤジは「そういえばそうだったよな〜」とつくづく思ってしまうわけである。当時は、ごく普通の人たちにとって「太陽電池=電卓、時計」であった。乾電池を使用していた電卓から太陽電池付のものに変わって「世の中、便利になったよな〜」と感動したのを覚えている。