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日記 - 12月

 

12月17日(水) 「徹底的に取り締まってほしい」

 

 最近、危険ドラッグ関係のニュースを聞かない日がないくらい毎日のように耳にする。今年は前年と歯比べ物にならないくらい検挙数も大幅に増加しているようである。少し前まで「脱法ハーブ」と呼ばれ、店頭では吸引用?ハーブとして販売されていたものだ。

 「そもそも、脱法ハーブが流行る前に日本でハーブを吸引するなどということがあるのだろうか?」と思ってちょっと調べてみたのだが、「ハーブ、吸引」などの用語で検索しても、その結果として出てくるのは全て脱法ハーブ関係なので断念した。

 先日、「NHKスペシャル」でこの「危険ドラッグ」について取り上げていた。どうやら、中に含まれる化学物質の多くは中国に製造拠点があるようで、番組では、それを買い求める日本人と製造販売をしている中国人の生々しい取引の映像を流していた。

 そして、その取引現場ではないが、取材スタッフはその仲介役を務める中国人女性にインタビューを試みている。

 スタッフ:「危険ドラッグは日本ではかなり社会問題になっていて、死者まで出ているくらいです。

       それをどう思いますか?」

  仲介人:「中国では製造しても法に触れることは一切ありません。日本国内のことはよく分かりませ

       んし、それに、中国では産業として成立し、製造販売することによって富を得ているので

       す。それによって幸せになっている人がたくさんいるのです。」

 なんともふてぶてしい答えである。まあ、中国国内での製造販売が違法でないのなら、それを取り締まるのは不可能に近い。

 一方、国内では指定化学物質を増やして取り締まりを強化しているが、次から次へと新たな化学物質が開発されて「いたちごっこ」の様相を呈している。そこで提案である。いちいち「化学物質を指定する」などというしち面倒くさいことをせず「化学物質を含めたハーブの販売・所持を禁止する」にしたらどうだろうか?!勝手に思っているだけなのだが、もともとハーブに化学物質を混ぜて販売するなどと言うことはしていなかったのではないだろうか?

 もっと過激に言ってしまうと「吸引用のハーブを販売・所持してはならない」などといのはどうだろうか?独断と偏見かもしれないが「吸引用ハーブ=危険ドラッグ」という気がしてならない。現在の「ハーブショップ」などと呼ばれているところで売られているハーブが全て危険ドラッグとは思わないが、化学物質が含まれていないものは「隠れみの」で、買い求める客の目的はそれではないはずだ。まあ、いずれにしても徹底的に取り締まってほしい。