日記 - 2月

 

2月10日(月) 「日記に書いたのが悪かったのかな…(完)」

 

 帰宅したのはおそらく6時半前後だと思う。この時点で、まだ雪は勢いよく振っていて止む気配はない。自宅周辺は道路のわきに雪が寄せられているのですでに雪かきがされ跡があるが、その後もけっこう雪が積もっているので、「すっかり道路の雪は片付けられていて」という状態ではなかった。そこで、体が冷めないうちに「一丁やったるか!」と、スコップを握った次第である。

 道路上の雪を脇に寄せるのは簡単なのだが、積雪が30p近くになると、全ての雪を脇に寄せるには無理がある。そこで、すこし面倒ではあったが、10mほど離れている小川までスコップひとかきずつ運んで捨てるしかなかった。

 1時間半くらい行いかなり腰にも負担になってきたので、「ちょっと中途半端にはなってしまったがとりあえずノルマは十分に達成しただろう」とスコップを置いた。全身汗でびっしょりになっていたので再び風呂に入らなければならなかった。

 入浴後、どうも下半身がダルいのである。とくにスネのあたりの筋肉がダルい。「筋トレのせいかな?」とも思ったのだが、いつもと同じような内容で特に変わったことは行っていない。よくよく考えてみると、「雪の中を歩いたため」という結論に達した。

 ただ、歩くだけならそうでもないのだろうが、そこそこの積雪の中を歩く場合は足を高く上げなければならない、そのためにスネの筋肉(前脛骨筋)をたくさん使い、その疲労がダルさとなって表れたのである。普段、全身の筋肉を使うように心がけているつもりだが、「まだまだ修行がたりない」ということが露呈してしまったわけだ。

 その夜、床に就いてから「屋根にも同じように雪が積もっていたが、この家はその重さに耐えられるだろうか…?」ふと心配になってきた。45年以上前にも同じような経験をしているのだろうが、そのころに比べると、何ヶ所かリフォームはしているとはいえ、建てた当時そのままに残っている部分も多いのでかなりくたびれているはずだ。

 豪雪地帯では、ときおりニュースなどで「雪の重みに耐え切れず家屋が倒壊」などと言うのを耳にするが、東京でそのようなことは一度たりとも耳にしたことがない。いろいろと思い巡らしていると、何となく家がきしむ音が聞こえてくるものである。まあ、こう日記を書き続けているということは杞憂に終わったわけだ。

 

 ■ 昨日の体重 ■

 昨日はうかつにも測り忘れてしまった!