フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 3月

 

3月12日(水) 「あれから3年が過ぎた(その1)」

 

 東日本大震災が起きてから3年の月日が流れた。もちろん私の住まいは被災地にあるわけではないが、当日のことはよく覚えている。

 日本に住んでいれば、その住まいがどこであれ多かれ少なかれ地震は避けて暮らすことはできない。私は生まれも育ちも東京なので、いわゆる「震災」レベルほどの揺れの経験はないが、半世紀以上も生きていればそれなりに地震の揺れは経験してきている。

 ただ、立っていられないような地震の揺れは経験したことがないためか、地震の揺れが始まっても「どうせすぐに収まるだろう」くらいの感覚は常にあった。しかし、3年前の3月11日の揺れはいつもとは違った。「立っていられない」ほどの揺れではなかったが、揺れが一向に収まらずだんだんと激しくなっていったので、さすがに「これは今までとは違う!」と思い、慌てて家の前の畑に靴も履かず飛び出した。

 近くの公園では、先生に連れられて幼稚園児が10人ほど遊びに来ていたが、みんな地面にしゃがみ込み中には泣き出す子もいた。そして、同じ家の並びの遠くの方に目をやると、男性が一人、同じように畑に飛び出しているのが分かった。

 1,2分、いや4,5分はそのまま畑にいたのだろうか、もう今となっては時間的にどれくらい畑に立ちながら揺れる我が住まいを見ていたかは分からないのだが、揺れが落ち着いた時点で再び家の中に入った。着替えや非常食、そして現金などをザックに入れて手元に置き、再び強い揺れが起きたときにいつでも避難できるように窓を開けっぱなしにし、テレビをつけて地震の情報を集めた。

 当然だが、どのテレビ局も通常の放送を中止し災害の速報を流していた。しばらく見ていると、警報が発せられた地域の港に津波が押し寄せる画面が流されるようになった。そして、今でも鮮明に覚えている、あの津波が畑の中を家屋などを飲み込みながら進んでいく光景が目に飛び込んできたのである。

 

 ■ 昨日の体重 ■

 昨日、午後のティータイムのためのコーヒーを入れているときのことであった。大きめのコーヒーカップにインスタントコーヒーとクリープを入れてポットの下にセットをし、「給湯」ボタンを押しているとき、ふと戸棚に目をやると、おととい買ったどら焼きがまだ残っているのが分かった。「我慢、我慢」と思いコーヒーのカップに視線を移したのだが、次第に意識が遠のいていきかけたが、「マズイ!」と我に返ると、片手にどら焼きを一つ握っているではないか!「一体どうして?」と思っていると再び意識がもうろうとしてきた。「あれっ、どうしたのだろう?このまま南方仁のように江戸にタイムスリップしてしまうのか?もしそうだとしても、オレは医者ではないので何の役にも立たないぞ!まあ、フィットネスくらいはちょっとは教えることはできるが…」などとバカなことを思っていると我に返ったのだが、何と手に握っていたはずのどら焼きをパクパクとやっているのである。頭の中には快楽をもたらすホルモンが分泌しまくっていたことはいうまでもない。

 昨日は、体重はけっこう増えてしまったが、まあ、現時点では妥当な数字だと思う。一昨日の75`を切ったのが少し早すぎたみたいだ。