父親は、心臓の働きが弱り全身への酸素の供給量が減りつつあるので、トイレに行くのに数メートル歩くだけでも息を切らしている。そこで、在宅診療の先生から「酸素を供給してあげればかなり楽になるのでは…」と酸素濃縮装置の導入を勧められた。家族としても「本人が少しでも楽になるのだったら…」ということで導入を決めた次第である。
2,3日で業者が設置にやってきた。持ってきたのは据え置き型と携帯型の2種類の酸素発生装置である。車輪つきの携帯型は、街中を、ときどき年配の方が引いて歩いているのを見かけたりするが、据え置き型は初めてである。空気清浄機をメタボにしたような形だ。
一通り取扱い方法を教えてもらったが、それほど難しいことはない。基本は、コンセントを差し込んで、ボタンを押してONにすれば高濃度の酸素が供給される。「どれくらいの濃度なのですか?」と尋ねると、「約90%です」との答えであった。そこで「あれっ、空気の組成ってどうだったけ?確か、窒素が一番多く、次に酸素だったと思ったが…」という疑問が湧き上がってきた。
こういうときは調べるのが一番である、ネットが気楽に利用できる現在、「調べる」と言うことに関しては昔と比べたら比べ物にならないくらい簡単になった。以下はウィキペディアに掲載されていたもののトップ5になる。
No |
成分 |
英 語 |
化学式 |
割 合(約) |
1 |
窒 素 |
|
N2 |
78% |
2 |
酸 素 |
|
O2 |
21% |
3 |
アルゴン |
|
Ar |
0.9% |
4 |
二酸化炭素 |
|
CO2 |
0.4% |
5 |
ネオン |
|
Ne |
0.002% |
「アルゴン」と言う名称は何回か聞いたことがあり「ガス」の一種だと思うのだが、それが4位とは意外である。5位は「ネオン」だ。う〜む、そういえば、最近行っていないな〜。