今年のゴールデンウィークは暦の関係で、あまり長い休みが取れない人がいる一方、「11連休だった」などというラッキーな人もいたと思われる。

　最近は、経済の方も少し上向きになり、定期昇給があったり、ボーナスがたくさん出ている人も多いと聞くが、まだまだその恩恵は広く末端の人々まで行き届いていなく、消費も2極化の傾向も強いと聞いている。つまり、高額商品が売れている一方で、財布のひもを緩めず、消費税も上がったということもありなるべく支出を抑える他人も多いようだ。

　よって、ゴールデンウイークでの「お出かけ」でも、長い休みが取れて経済的に余裕がある人は海外に行く人もいただろうし、休みが短く、なるべく支出を抑えたい人は国内旅行で我慢した人も多かったと思われる。

　その国内旅行に目を向けると、毎年のことではあるがアウトドアの方での事故もいくつか報告されている。特に今年は、冬場の積雪量が多かったせいで、この時期でも山岳地帯はまだまだ残雪量が多く、山での事故のニュースが多かったように記憶している。また、海でも5人が亡くなるという悲惨な事故が起きている。

　私は、冬山の経験はないが、学生時代は多少ではあるが登山の経験もあり、ある程度の山登りの楽しさや苦しさ、そしてその怖さも味わっている。社会人になってからは、槍ヶ岳に1度登っただけ。それももう20年以上も前のことで、登山からはかなり遠ざかっている。

　そして、その登山で学生時代にかなり膝を痛めてしまった。社会人になり山に登らなくなって膝の調子は良くなったが、エアロをやって再び痛めてしまっているので、自ら率先して山登りを行うことはないだろう。長時間、膝に負担をかけるのは非常にしんどいような気がし、とても「たまには気分転換で山にでも行ってみようかな」という気にはなれない。

　プラスして、非常に情けないことだが、私の場合、どうも高度順応が苦手で、頂上などではよく頭痛に悩まされた。まあ、寝不足がかなり影響したのかもしれないが…。