海や川で幼い子や学生が水遊びをしていて溺れて死んでしまうケースは毎年のように報告されている。一昨日あたりも、子供たち同士で貯水池に釣りに行き、8歳くらいの子(確か男の子だったような気がする)が溺れて死んだのをニュースで耳にした。さぞ、これからの成長を楽しみにしていた親としては無念でならないちがいない。
さて、このような山や海などのアウトドアでなくても私たちの身の回りはいろいろな「危険」で満ち溢れている。その多くの場合は、死に至るような危険はないのかもしれないが、それでもまかり間違えば死を招く危険性もはらんでいて、実際に死亡するケースも起きている。
そして、普段のちょっとした心がけでそれらの危険を回避できるはずである。その「ちょっとした心がけ」が、アウトドアなどのより危険な場所での危険回避につながっているというのが私の持論である。以前にも日記で記しているので重複してしまうが、私が実践している普段の「ちょっとした心がけ」には以下のようなものがある。
自動車を運転していて「一時停止」の標識のあるところで一旦止まるのは常識なのだが、この場合は自転車を漕いでいるときの話である。あまりにも「一時停止」の標識を無視している人が多すぎる。「一体何を考えているんだ!」と思いたくなってしまう。それが、子供を自分の前後に乗せている3人乗りの母親の漕ぐ自転車だったら「最悪」である。子供の命を危険にさらすことになるし、その子供たちも将来はそうなってしまう。
もちろん、見通しの良い交差点であれば一時停止までしないことはあるが、その場合でも、いつでもすぐに止まれるくらいまで必ずスピードは落としている。また、こちら側が一時停止でない場合でも、なるべく「向こう側が一時停止を無視して突っ込んでくるのでは」という意識を持つようにしている。それで、これまでに何回となく危険を回避している。
階段では、よくお年寄りがそうするように、なるべく手すりに「つかまりながら」または「触りながら」下りるようにしている。これは、足を踏み外してしまった場合の対策である。まだまだ、足腰の力が弱っているから階段を踏み外すようなことはないと思うのだが、それでも用心するに越したことはない。もし階段で足を踏み外せば、最悪、階段を転げ落ちて死に至る危険性も出てくるし、そこまでいかなくても、足首の捻挫くらいは十分に考えられる。そうすれば日常生活にも支障をきたすし、フィットネスは大いに動作が制限されてしまう。
その他、「交差点で信号待ちをするときは少し交差点の手前で待つ」や、「通り魔に遭遇した時のために○○を持ち歩く」などいろいろとある。「そんな大げさな!」と考える人もいるかもしれないが、そういう日常生活での細かい心がけがより危険な場所での「危険回避」につながっていると私は確信している。
まあ、いろいろと偉そうなことを書いてはいるが、時として「今の道路の横断の仕方はちょっと危なかったかな?」とか、口に歯ブラシをくわえながら両手で何か作業をし、手が歯ブラシに当たって痛い思いをするなど不注意なところも多い。つまり、「まだまだ修行中」というわけである。