昨日、5月16日(金)18時より通夜が行われた。ただ、その前に「湯灌(ゆかん)の儀」および「納棺」があり、私たち家族は12時30にはセレモニーホールに赴いた。
ちょっと恥ずかしい話なのだが、「湯灌の儀」というのは初めて聞く言葉であった。もしかしたら前にも聞いたことがあるのかもしれないが全く記憶に残っていない。もちろん、そのような儀式を体験するのは初めてである。ウィキペディアで調べてみると以下のような解説になっている。
「湯灌(ゆかん)とは、葬儀に際し遺体を入浴させ、洗浄すること。簡易には遺体を清拭(せいしき)することで済ませる場合もある。故人が男性の場合はその際に髭を剃られ、女性の場合は死に化粧が施される。地域差があり、一般的ではない地域もあるとされる。」
結果的には、父親の遺体は、入浴ではなかったがシャワーを浴びるような感じで隅々まできれいに洗われ、伸びていたひげや爪もきれいに整えられた。私たちは見ているだけだったのだが、最後、身体をタオルでふくときに顔に残っているしずくを簡単に拭った。
その後、遺体は棺に納められてきれいに白装束で整えられた。時刻は2時半近くになっていた。その後、親族控室に戻ってテレビなどを見ながらくつろいでいると、4時近くになって葬儀に出席してくれる親族が少しずつ控室の方にやってきた。
通夜の方は予定通り18時から行われた。父はクリスチャンなので、普段はあまりお世話になっていないのだが、今回のために無理を言って市内にある教会方々に来ていただいた次第である。喪主の私は、まあこまごまとホールの担当の人たちと打ち合わせをしたり式の流れの説明を受けたりはしたが、お通夜では「あいさつ」がなかったため、基本は他の人と同じように着席しているだけでよかったわけである。