1口30万を3口積み立て、その合計が90万になるわけだが、もちろん全て葬儀に使う以外、そのほかの選択肢はない。銀行などへの積立金と違って現金にすることはできない(はずだ)。つまり、使わなければ捨てるようなものである。また、「1口分を半分だけ使う」というような中途半端な使い方はできない。つまり、1口単位で使わなければならないので、30万か60万、そしてすべて使うようであれば90万ということになる。
そして、葬儀会社の独自のシステム?みたいなものもあるようだ。私が利用したところは、葬儀の費用を次のように3つに大きく分け、葬儀を行うには一つとして欠くことはできない。
それぞれの内容を簡単に説明していくと。
名称は私が勝手に名づけたのだが、これは主に、通夜や告別式の日に棺を乗せておく祭壇がその費用の中心となる。その他として霊柩車代などが入っている。
これは特に説明することもないと思われるが、祭壇に飾る花のことである。父はクリスチャンで、キリスト教式の葬儀では「献花」というものがあるが、そのための花は別料金となる。1本300円だったかな…。
これはもう文字通り「その他」であって、上記のもの以外を含めることになる。主なものを列挙していくと…。
・会場の使用料:通夜や告別式を行うための会場の使用料
・遺体の安置料:死亡が確認された日に、父の遺体は葬儀会社の方に引き取ってもらったので、その日か
ら葬儀が終わるまでの遺体を安置してもらうための費用
・湯灌の義費用:日記にも記したが、湯灌の義を行ってもらうのにかかる費用
・香典返し代金:当日の香典返しの分
・ナレーション:式を進行してもらうのにかかる費用(まあ、司会みたいなもの)
・飲食代金:通夜の後、火葬場での待ち時間の時、そして告別式後の会食の時に発生するドリンクや料理 にかかる費用
まだまだたくさんあるが、とりあえずこの辺でおしまいとしておく。
■ここに来て気温も上がっているせいか、朝、目が覚めると胸のあたりは汗でびっしょりとなっている。これがけっこう匂うのである。いわゆる「オヤジ臭」というやつだ。本人でも強く感じているのだから、周りの人には悪臭意外のなにものでもないはずである。とりあえず、上半身だけ石鹸を使って濡れたタオルで拭いて着替えている。あ〜あ、オヤジはこれだからイヤだ!