日記 - 6月

 

6月16日(月) 「コートジボワール戦」

 

 以前の日記に記しているように、日本人の一人として、当然、「勝ってほしい!」と母国のチームを応援している。とは言いながらも、少し「どこか冷めた」自分がいるわけである。

 本田がゴールをしたときも、「よしっ、ヤッター!」などと力を入れてこぶしを作るようなこともなく、「入ったんだ…」くらいの反応であった。そして、前半、あれだけ押されていたので「このまま1-0で終わるわけがないよな〜」と思わざるを得なかった。

 案の定、後半、1点を入れられると「入れられたんだ…」となり、続けざまに逆転されると「ヤレヤレ…」となって、観戦している姿勢に感情を入れるようなことはしなかった(と思っている)。「勝手ほしい!」と思いながらも、「まだまだ安定したそのレベルに達してしない」と思っている自分がいるからかもしれない。

 繰り返しになるが、私はサッカーには精通していない。よって、知ったかぶりをするつもりはなく、私の認識が間違っている可能性はあるかもしれないのだが、「FIFAのランキングは絶対ではないが、数字はウソはつかない」と思っている。

 ランキング自体、何試合も行った上での結果なのであろうから、その数字は、実力を判断する上ではかなり参考になるのではないかと思う。ただ、ワールドカップの本戦の場合は、こういう表現の仕方が正しいかどうかは分からないのだが、「短期決戦」になるので、数字だけでは分からない「奇跡」などというものが起きてしまう可能性も十分に考えられるわけだ。仮に日本がコートジボワールに勝っていたとしても「奇跡」という言い方にはならないと思うが、、残念ながらランキングそのままの結果になってしまったわけだ。

 さて、次はランキングがもっと上位のギリシャとである。相手は初戦を落としているだけに必死になって向かってくるはずだ。いろいろな意味でコートジボワールよりも手強いかもしれないが、日本はもう失うものは何もない。「開き直ってガムシャラに行け!」と言いたい。