日記 - 6月

 

6月26日(木) 「エアロの将来は…(その1)」

 

 エアロ(いわゆるエアロビクスダンス)が日本で広まったのはもう30年以上も前のことだったと思う。つまり、私が大学生のころである。当然のことながら、当時、学生でフィットネスクラブへなどに行く機会など全くなかった私には「ふ〜ん、そんなものが流行っているんだ」くらいで、全く興味を示すことはなかった。

 当時、エアロというと、レオタードに長めのソックスを履いている女性のイメージしかなく、それはもう100%女性が行うスポーツ以外の何物でもなかった。プラスして、それはフィットネスクラブで行うスポーツであり、当時のフィットネスクラブは、現在のように高校生でも会員になれるような手軽なものでは決してなかったので、全く私には縁のないものだと思っていた。

 事実、テレビの画面以外で行っているのを見たのは、私の記憶違いでなければ、都内に出かけたときにスタジオが通りからのぞけるようなフィットネスクラブがあり、通りすがりに「へ〜、これが流行っているエアロビクスというものか…」と少し見ていた1回のみで、自分の生活とは「無縁」以外の何物でもなかった。

 そんな私がエアロを身近に感じるようになったのは、社会人になって数年が経ち、フィットネスクラブの会員になってからである。ただ、会員になって数年はスタジオレッスンなどに興味を示すことはなく筋トレのみを行っていた。そして、ときどきスタジオをのぞくことがあったが、相変わらずレッスンを受けている人はレオタード姿の女性で、とても「ちょっとやってみようかな…」となれるようなものではなかった。