日記 - 6月

 

6月5日(木) 「最後のポケット(その1)」

 

 祖母が亡くなったのは、私が大学生の時なのでもう30年以上も前のことになる。よって、ちょっと記憶もあいまいなところがあるのだが…。

 もともと大病などを患わっていたわけではなく、布団につまづいて転んでしまい、足を痛めて寝ることが中心の生活となり、最後は老衰のような感じで亡くなっていった。よって、入院などはせず、父と同じように自宅で息を引き取ったわけである。90歳の手前だったと思う。

 寝ることが中心の生活になってからは、おそらく、定期的に近所の開業医の先生に往診をお願いしていたはずである。ある時その先生から「もうそんなには長くないので親戚に声をかけた方がいい」と言われ、祖母の子(つまり、私の父やその兄弟)に集まってもらった。

 全員がそろったときにはもう昏睡状態となっていた。それがどれくらい続いたのかははっきりとは覚えていない。もちろん、「数時間」という短さではなかっただろうし、「何日も」というほど長い時間でもなかったと思う。今回の父親とおなじように1日前後だったのではないかと思う。

 

■昨日は、ステップのレッスンが終わった後、「下半身をやらなきゃ」とマシンエリアに向かったのだが、残念なことに?スミスが使われていた。仕方なく、腹筋をやったりカーフレイズを行ったりしたのだが、いつものように「今日はいいかな…」と「下半身イヤイヤ」の霧が濃く立ち込めてきた。

 ただでさえ気持ちが入らないところにほかの部位のトレーニングをして身体を使ってしまうと、ほとんど「ヤル気ゼロ状態」となる。というのが、通常のパターンなのだが、昨日は、「間を開けてしまうと、また筋肉痛になるし…」ということで、スミスが空いたのが確認できるとウエストに腹圧を高めるベルトをまいた次第である。

 当然、数などこなせるわけがない。ここ数年、ただでさえ手抜き状態が続いているのに、その状態の更なる手抜きとなる。ランジを65`、75`、そして85`を5回ずつ。最初の65`でさえ重く感じられて仕方がない。次に、95`、105`でスクワットを3回、そして最後に115`で1回で終了。まあ、気分が乗らない中、やっただけでも「よし」とするかっ!