フィットネスの勧め 語句解説

 

日記 - 7月

 

7月31日(木) 「漁港の香り(完)」

 

 もっぱら日常ユースのみなので、アウトドアなどで用いるよりは汚れることも少ないと思うのだが、それでも直接地面に置いたり、雨に濡らしたり、または、買い物でも使っているので、まあ、そう滅多にあることではないのだが、果物や煮物などの食料品の汁を容器から漏らしてしまい汚してしまうこともある。

 よって、一気に汚れが目立つことはないのだが、少しずつ汚れてそのまま知らず知らずのうちに使い続けているというケースもあるあるわけだ。一気に汚れれば「仕方ない、洗うか!」となるが、少しずつの汚れの場合は「まあいいかっ!」となってしまう。

 しかし、最近、どうも匂いを発し始めてきたのである。もちろん、とてもよい香りとは言えず、「なんかどこかで嗅いだような匂いだな〜」と思っていると、思い出した。それは「漁港の香り」であった。海の香りにプラスして魚の匂いが混じっていた。

 匂いの原因は良く分からない。まあ、時にはアジの干物を買うこともあったりもするわけだが、それが直接の原因となっているとは考えづらい。なにせ、匂いは外側から発しているのである。雨で濡らした影響も当然あるだろう。おそらく複合的なものに違いない。とにかく使っている本人がクンクンと鼻を近づけて「クサっ!」としかめっ面をしているので、これはもう洗うしかないわけである。

 今回は、簡単に済ませてしまった。通常は靴などを洗う時に用いるブラシ?タワシ?などを用いるのだが、洗剤に半日ほど漬け置きをし、後はバケツの中で1分ほどデイパックを上下させてただけである。それでも、漬けて置いた洗剤水はかなり汚れていた。あとはすすいで半日ほど乾かせば終了である。化維なので乾きは早い。匂いもすっかり消えてしまっていた。

 さて、よくよくデイパックを見てみるとかなり疲れてきているのがわかる。もう購入してから4年以上は経っているはずだ。ただ、使っていて致命傷になるようなものはないので、あと2、3年は大丈夫だろう。ちょっとくらいのほころびであれば針と糸がある。若いころは「針と糸がある」などという発想は全くなかったが、「オレもだんだんジジイになっていくな〜」とつくづく思ってしまう。

 私の場合、父親の影響もかなりあると思う、彼は「もったいない」を地で行くような人であった。決してそうしなければ生活が苦しいようなレベルにはなかったが、なるべく捨てないで自分で修理をしながらものを長く使っていた。なんやかんや言っても「カエルの子はカエル」である。新しいものを買うことだけが生活を豊かにすることではない。「工夫」こそが生活を豊かにするわけである。ボケの防止にもなりそうだし…。