フィットネスの勧め 語句解説

 

日記 - 8月

 

8月14日(木) 「早く雑草が生えないかな(完)」

 

 感覚的には3日に1回くらいは女性が空き地の横で猫にエサをあげている光景を目にしているような気がする。それで1週間ほど前になるのだが、いつものように自転車で空き地を脇を通り過ぎようとすると、すっかり雑草が刈り取られているのである。私は、「猫はどうしただろう?」と、自転車を漕ぎながら空き地を見回してみたがその姿は確認ができなかった。

 しかし、翌日である。空き地の真ん中あたりにいるのが分かった。それからは毎日のようにその猫の姿を見ているのだが、例の女性の姿は空き地の雑草が刈り取られてからはまだ1回も見ていない。猫も、自分の姿を隠す雑草がなくなってしまったからか、それともエサを与えてくれる女性の姿を探しているのかは分からないが、落ち着かない様子であたりをキョロキョロとしているわけである。

 今回、何のために雑草が刈り取られたのかは定かでない。何かを建てる予定なのか、それとも、雑草が生え放題になっていればゴミも投げ捨てられるし、ちょっと考えすぎかもしれないが、放火でもされれば少なからず周りの店舗や住宅に被害が及ぶ可能性も否定はできないわけである。つまり、保全目的ということになる。

 もし、何か建物が建つようであれば、猫はまた別の住み家を探さな刈ればならないし、仮にたんに雑草だけが刈り取られたような場合であっても、猫にしてみれば「な〜んか、居心地が悪いニャー。早く雑草が生えないかな(ニャー)」と言ったところであろう。