フィットネスの勧め 語句解説

 

日記 - 8月

 

8月23日(土) 「危ない危ない、同じ過ちを繰り返すところだった(その5)」

 

 30mには及ばないものの25m防水であればそこそこのダイビングには対応できる。しかも、出力も強力で、ちょっと曖昧なのだが「数キロ先の目標物に照射可能」という文が商品の説明にあったと記憶している。それでいて、価格は米国で販売されていたものの1/5程度である。「いや〜、これくらいの値段だったらなんとかなるかも…」となってしまうのは当然である。

 しかし、いくら安くても粗悪品であれば元も子もない。または、代金を支払ったのはいいが、商品が送られてこない可能性だって十分に考えられる。そこでサイトを詳しく見てみると…。

 まず、ショップのサイトと言うよりは個人のサイトで、商品は全て中国からの輸入品であった。つまり、輸入代行業みたいなものである。サイトの管理者も中国人のようで、これはどう考えても「ここだったら安心して購入できる」というサイトではなく、「だまされるかも」という不安はどんどん増していった。

 また、サイトには、過去の購入者からの「商品の方届きました。値段も安かったし、想像していたよりも光が強力で購入してよかったと思います。ありがとうございました。」などの感想文が掲載されているが、こんなものはいくらでも作ることはできるわけだ。そのまま掲載されている文を信用するわけにはいかない。

 「さて、どうしようかな…」と迷うのは当然である。だれもが「このサイト、大丈夫なのだろうか?」と疑うはずだ。一応、管理者の住所は千葉で振込先も大手の銀行なのだが、住所だって実際にそこに住んでいるかどうかは分からないし、わざわ確かめに行くエネルギーなどもちろん持ち合わせていない。

 そこで、サイト名に「評判」の文字を加えてネットで検索してみたが、良いうわさも悪いうわさも検索結果には表示されなかった。さあ、あとは自己責任?である。商品が来なくて泣きを見るのも自分、商品が届きはしたが粗悪品で泣きを見るのも自分である。

 2、3日迷ったが、「え〜いっ、最悪、だまされたと思って…」と、私はサイトを通じて商品の注文をし、指定された銀行の口座に振り込みをした次第である。すると、その日には「お支払いの方確認が取れました。ありがとうございます。商品の方は中国から直接そちらの方に発送しますので、2週間ほどかかる予定です」というメールがあった。