フィットネスの勧め 語句解説

 

日記 - 8月

 

8月8日(金) 「苦手です(その4)」

 

 仰向けの状態から上半身を起こしていく動作の「ロールアップ」で大切なのは、主に以下の2点になる。

 @ 背中から腰にかけての柔軟性

 A なるべく腹筋の力を使わないで腸腰筋を使っていく

  @に関しては少し説明したが、極端に言うと、上半身を全く曲げないで起こすのと、なるべく曲げてコンパクトにして起こすのでは、起こすのに必要な力はかなり異なってくると思う。これはテコの原理の「支点、力点、作用点」になると思うのだが、変に説明しようとすると「うゎ〜、知ったかぶり〜」と言われそうなので止めておく。

 Aに関しては、もしかしたら「腹筋はちゃんと使った方がいいのでは…?」と思われる人もけっこういるのではないかと思う。この場合の「腹筋」とは腹直筋のことで、いわゆる「シックスパック」などと言われるボコボコになる筋肉だ。(まあ、ボコボコになっているのは一部の限られた人たちだけだが…)

 上半身を起こすのに全く腹直筋を使わず緩めたままと言うのはちょっと不可能に近いかもしれないが、収縮させすぎて硬くさせてしまうと、@の「柔軟性」とは逆の作用をしてしまい、逆に上半身を上げにくくしてしまうことになる。腹直筋の力だけで上半身を起こすなどというのは高が知れていて、メインは腸腰筋の働きによるわけである。

 つまり、「初期動作(仰向けの状態から少し背中を浮かせていく)で腹直筋を用い、あとはなるべく腹直筋を用いないで、背中から腰に掛けてしっかりとカーブを描きながら腸腰筋を用いて身体を起こしていく」というのが理想になる。

 これがなかなか難しいわけだ。とくに、腹筋をある程度鍛えている男性にとっては…。よって、逆に、あまり腹筋を鍛えていなく、背中から腰にかけて柔らかい運動慣れしていない女性などが簡単にできたりしてしまうケースがあるわけである。

 

 ■今週は重い負荷でのランジは行うことができなかった。昨日はエクササイズ週の最終日だったので、「1番に行おう!」と思っていたがマシンが使われていた。よって、今一つ充実度はかけてしまうが、1つだけうれしいことがあった。それは、ベンチで「92.5`」が上げられたことだ。もちろん、少し危なっかしいところはあったが、ごまかして上げるようなことはしなかった。少しベンチは停滞気味だったのでうれしい。もちろん、このまま順調にいくとは思っていないが…。