エクササイズ用のタンクトップを忘れたからといって身体が動かせないということはない。T-シャツがある。その日1日来ているT-シャツをそのまま着ればよいわけだ。または、エクササイズ後に着替え用として用意しているT-シャツを着るという手もある。
さて、この日だが、タンクトップを忘れたことに気が付いてもT-シャツがあるのでそれほど焦ることもなかったのだが、「さて、どっちを着るか?」とちょっと悩んだ。そのまま1日着ていたT-シャツを使えば、運動後の風呂上がりには洗濯をしたきれいなT-シャツを着て帰ることができる。もし、着替え用のT-シャツを着れば、当然、汗でびっしょりになるのでそのままそのT-シャツで帰宅するわけにはいかないので、風呂後には再びその日1日着ていたT-シャツを着ることになる。
そのような場合、おそらくほとんどの男性は、「風呂上がりにはきれいなものを着てスッキリしたい!」ということで、その日1日着ていたT-シャツを着て運動をするに違いない。私も、もう少し若ければ何のためらいもなくそうしただろう。
しかし、この歳になると気になるのが「OYAJI-SHU」である。「くさい匂いで周りに迷惑をかけないだろうか?」と思ってしまうわけだ。運動前には風呂に入って必ず石鹸で身体を洗っているので、多少着ているものが匂ってもそれほど強烈な匂いは発しないと思うのだが、それでもなるべく注意するに越したことはない。特に女性は匂いには敏感なので、「あの人はくさい!」という固定観念を与えるわけにはいかない。
よって、「仕方がない、着替え用を着るか!」ということになった。ここ数年はエクササイズ用のタンクトップを忘れるということはないので、久し振りにT-シャツを着て体を動かして改めて認識させられたことがある。筋トレではほとんど気にならなかったのだが、走って再認識させられた。それは、タンクトップに比べるとT-シャツはかなり熱気が「こもる」ということである。特に脇の下とか胸あたりはひどく、タンクトップに慣れている私には不快感さえ感じた。
「家に帰ったら新しいT-シャツに着替えよう!」と思っていたが、帰宅後、くつろいじゃうとそんなことはすっかり頭の中から消え去っている。まあ、夏じゃないから構わないか…。