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日記 -2015年- 1月

 

1月30日(金) 「2度あることは3度ある。いや、4度ある?!(完)」

 

 

 先週の土曜日のことであった。時間は、土曜日のフィットネスクラブのチェックアウト時間は平日よりも1時間早く10時なので、10時を少し回ったところだったと思う。駐輪場に留めてある自転車にまたがり「さあ、早く帰ってメシだ!」と自転車を漕ぎ始めて100m進んだか進まないかというときのこと、踏切のところで人が尻もちをつき起き上がろうともがいている人がいるのが分かった。

 場所的には駅のすぐ脇で、ビルなどもあり夜でもそこそこの明るさがあるのですぐに年配の人だと分かった。その脇を何人か人が通ったが全く「我関せず」という感じであった。私は「いや〜、最近、なんでこんなに出会うのだろう?神のおぼしめしか?!」などと訳の分からないことを考えながら自転車止め、その人の元に駆け寄った。

 「大丈夫ですか?」と聞けば、もう決まり文句のように「大丈夫です」という返事が返ってきた。ただ、顔の数か所に擦り傷があり、そのうちの1つは内出血で腫れていてなおかつ出血している。脇を抱えて起き上がらせ、その場所では自動車などの通行の邪魔になるので歩道の方に導いた。

 すると、50歳手前の会社帰りのサラリーマンらしき人と、やはり仕事の帰りと思われる25歳は過ぎているくらいの女性が「大丈夫ですか?」と寄ってきてくれた。私は「ティッシュはないですか?」と尋ねると2人ともカバンから出してくれた。

 私は、その年配の男性に「家は近いのですか?」と尋ねると「ええ、歩いて2、3分のところですから…」との返事だった。「一人では危ないので送りますから」と言っても「もう自分で歩けますので」とのことだったが、まあ、ちゃんと歩けるようであれば転んでなどいないわけである。少し強引に腕を取って「さあ、行きましょう!」というと、女性が「じゃあ、私、自転車を押していきますから」と言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。

 送る途中で「その角を曲がってすぐなので、もう大丈夫ですから」と言われたが、もうここまで来たら家まで送り届けないと意味がない。しっかりと玄関先まで送りポケットから鍵を取り出し鍵穴に指すところを見届けると、「じゃあ!帰りますから」とその男性に声をかけた。そして、「暗い夜道を見ず知らずの中年のオヤジと一緒に歩いてもなんかあれだよな…」と思い、「済みませんでした」と自転車を女性から受け取り「ありがとうございました!」と言ってサドルにまたがって漕ぎ始め帰宅の途についた次第である。

 しかしだ、「この一連の年配ヨッパーとの遭遇は一体何なんだ!?」と思わざるを得ない。現在通っているフィットネスクラブは、会員になってもう10年前後になるはずだ。帰宅時間も、会員になった当初と変わらず、平日であればチェックアウト最終時間の11時である。帰宅経路もずっと同じだ。

 それなのに、去年の年末の「ヨッパーA」との遭遇が初めてで、その前の9年くらいの間は同じような経験は1度たりともない。それがこの1ヶ月くらいの間に3回もあるわけである。不思議でならない。もう25年近く前のことになるが、やはり1ヶ月間くらいの間に3回続けて財布を拾ったことがある。「それと同じような感じなのかな〜」などと言う気がしないでもない。

 さて、今回、再認識させられたことがある。それが

 

 ということだ。ただでさえ筋力が低下しているのに、そこにアルコールが入って酔っぱらってしまえば自分の身体を支えるのは難しい。「大丈夫です」と言われても、基節や時間などの状況によってはちょっと強引でもお世話をした方がよい。そして、「万が一のために消毒液とガーゼくらいは携帯しておいた方が良いだろうか…」などと思っている今日この頃である。