建て替えをお願いするところでもめていても先に進まないし、一応、我家では非議会制民主主義(non-parliamentary? democracy)を取り入れているため、「多数決(decision by majority)」で採決をすると私の案は否決されるのは目に見えていたので、採決をする前に私が譲歩した形となった。
その代り「あまり口は出さないので、後はそっちが中心になってやってくれ!」とだけ告げたのである。つまり、「金は出すが口は出さん!」というやつだ。思わず「うわ〜っ、カッケー!(「カッコイイ」の若者言葉?)」というやつで、ちょっと自分を惚れ直してしまった。「なんちゃって〜」である。
しかし、それはもう去年のことで、その後、一向に話が進んでいないのである。まあ、水面下(behind the scenes)では進んでいるのかもしれないが、完全防音室、超高気密室で行われているようで、全く漏れ聞こえてこない。よって、私も「別にいいかっ!」くらいに考えていた。
まあ、「ぶっちゃけ」的な言い方をすると、私個人としては現在の住まいでも全く構わないわけである。ところどころ床はきしんではいるが、雨漏りがするわけでもないし、現在のところそれほど住むには問題は感じてはいない。強いて言うと、気密性の悪さのために、春先などの乾燥している時期に強風によって舞い上がった前の畑の土埃が大量に家の中に入ってくるのには閉口させられる。
また、壁の一部は土壁になっているくらいなので、断熱性なども現在の住宅に比べたら全くお粗末ではある。よって、現在の高気密で断熱性の良い家に住めば「やっぱ全然違うよな〜」となるのだろうが、夏の暑さや、冬の寒さにはもう慣れてしまった。「いまさら」という感じがしないでもない。