さて、日本人の過去の受賞を見ていくと…。(この場合の「日本人」とは、受賞した時点で日本国籍の者のことをいう)
当時、大阪帝国大学の理学博士であった湯川秀樹が日本人の初受賞となったわけだが、受賞した理由が「中間子理論構想」とか「素粒子の相互作用」の発表となっているのだが、そのようなことを聞いても私にはmumbo jumbo以外の何物でもない。
湯川秀樹氏に続いて日本人のノーベル賞受賞者の第2号は1965年の朝永振一郎氏でやはり物理学賞だ。そして、今回も含めて過去の日本人の分野ごとの受賞人数が以下になる。
■ 物理学賞:9人
■ 化学賞:7人
■ 生理学・医学:3人
■ 文学賞:2人
■ 平和賞:1人
それぞれ長年の努力が認められての受賞だし、同じ日本人として誇らしく思うわけである。ただ、まあ、こんなことを思うのはごく少数派(minority group)なのだろうが、私には、マスコミが「ノーベル賞!ノーベル賞!」と騒ぎ過ぎるような気がしてならない。これって、どうあがいてもノーベル賞など受賞できない私のひがみ(envy/jealousy)なのだろうか…。いずれにしても、今回の「ちょっと調べてみた」は短かったので、「めでたしめでたし」である。