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日記 -2015年- 2月

 

2月13日(金) 「より住みやすい国にするために「拾っ棚」」

 

 さて、1回で終わってしまう可能性は大であるが、また新しいシリーズを立ち上げてみたいと思う。その名は「より住みやすい国にするために」である。普段の暮らしにおいて、ちょっとした工夫でより暮らしやすい国になるのではないかと思っているわけだ。

 先日、フィットネスの帰り道でである、自転車を漕いでいると道端に小銭入れのようなものが落ちているのが分かった。最初は通り過ぎたのだが、「しょうがないな〜」と戻って拾ってみることにした。ビニール製で非常に軽かったが何かが入っているようだったので開けて確認してみると。タバコの吸い殻であった。

 つまり、小銭入れではなくタバコの吸い殻入れだったのである。さすがに、交番に届ける気にはなれなかった。一瞬、落ちていた場所に戻そうとしたが、「もうちょっと目立つところがいいかな」ということで、すぐ脇にあるブロック塀の上に乗せて置いた。

 毎日のように自転車に乗っていると、今回のように「誰かが落としたのかな?」と思われるような落し物に遭遇したりする。この時期であれば、一番多いのが片方だけの手袋である。これはもう誰かが落としたもの以外の何物でもないのだが、おそらく「交番に届けないと」と思う人は少ないはずである。

 これが駅構内とか電車の中であれば、駅員さんに「これ落ちていましたよ」となるところだが、道端だとなかなかそうはいかない。無視されることがほとんどだろう。私も例外ではなく、特に自転車に乗っている場合は、手袋が落ちているからと言って自転車を止めて拾ったりすることはない。

 そこで提案がある。駅に近くてある程度の人の往来がある通りの建物の壁などに「拾っ棚」(ひろったな)を設置するのである。「公共のもの」というよりは個人の善意からのものになると思う。個人の住宅の塀などにはなかなか難しいだろうから、アパートなどの集合住宅の塀などがベストのような気がする。

 ちょっとものが乗せられるような簡単なもので十分である。雨などをよけることができるプラスチックやビニールなどの透明なカバーが付いていればベストだ。道に落ちている手袋や自転車の鍵、またはハンカチなど、わざわざ交番に届けるようなものでもないようなものをその「拾っ棚」に乗せておくのである。

 この「拾っ棚」がいつも通る道に設置してあれば、例えば通勤途中であっても、ちょっと拾って道すがらの「拾っ棚」に乗せておけば良いわけだ。道端に落ちているものも少なくなるだろうし、落とした人も、まず「拾っ棚」を見ればよいわけである。けっこう良いアイデアだと思うのだけど、ダメかな〜?