先週の土曜日のことである。フィットネスからの帰り道、住宅街を「腹減ったな〜。早く帰ってメシだ！」自転車を漕いでいた時のこと。時間にすると、夜の10時を少し回っていたくらいだと思う。「交差点」と呼べるような大げさなものではないのだが、住宅街なので道が交差をしているところがいくつかあって、そのうちの一つを通り過ぎたときのことだった。

　何か大きなものが道端に横たわっているのが視界に入ってきた。「あれっ、今の人じゃあなかったか？」と戻って確認してみると、「当たり！」だった。道端に人が完全に仰向けになっているのである。しかも、全く動いていない。

　今までのヨッパーとの出会いは、本人は何とか立ち上がろうという動きがあったのですぐに「酔っぱらっているんだな」というのが分かったが、今回は今までとは全く違っていた。よって、「もしかしたら脳梗塞か何かで倒れているんじゃないだろうな〜」という一抹の不安はあった。

　呼びかけても全く返事が無いようであれば救急車は呼ばなければならないだろうし、最悪、冷たくなっていたからと言って「ひぇ〜っ！」と言って逃げ出すわけにはいかない。また、酔っぱらって寝ているようであれば、年末年始に比べれば寒さも落ち着いては来たが、まだまだ夜間に外で寝れるような気温ではない。体調を崩すのは目に見えている。いずれにしてもこのまま見過ごすわけにはいかない。私は自転車を降りて近づいていった。

 

■ 最近、悪いニュースばかりが目立つような気がする。中1の男の子が殺されて全裸で遺棄されるなんて前代未聞である。ニュースを見る限りでは、犯人はどうも交友関係で、複数いて未成年の可能性も高いようだ。逮捕されるのは時間の問題のような気もするが、逮捕されたらされたでまたマスコミが大騒ぎするに違いない。一体どうなってしまったのだろうか？