富田選手の警察での取り調べでは大会会場での監視カメラでのビデオ映像も見せられ、本人のみならずJOCの本部役員も映像を確認していると聞いている。その上で罪を認めたのだから、誰が考えても「アウト!」以外のなにものでもないわけである。だから、事件発覚直後の報道を見て、「どうしようもないな〜」くらいに思っていたわけである。
それからしばらくして「僕はやっていません!」と無罪(innocence)を主張し始めたので、「おいおい、何をいまさらそんなことを言い出すんだ?!」と思ったのが正直なところだ。一方で、「ビデオ映像などの決定的な証拠(decisive evidence)もあり、一度は自分の犯した罪を認めた人間が「やっていません!」などと言うだろうか?」と思ったのも事実である。
つまり、裁判をしたところで敗けるに決まっているし、自分が恥をかくだけで何一つ良いことはないはずだ。私には、「スタップ細胞は本当にあります。200回以上も作製に成功しました!」と記者会見した小保方氏を思い出させ、「スタップ細胞事件」を彷彿とさせた。「特に気になって仕方がなかった」というほどではなかったのだが、「一体、何が真実なんだろう?」と、心のどこかに引っかかるものがあったわけである。
■さて、早いもので今日から6月である。先月も、このサイトを通してアマゾンの通販をご利用された方、ありがとうございました。また、機会がありましたらよろしくお願いします。