現在ではメガネ(またはコンタクト)は必需品(necessities)で、「ないと生きていけない」とは言わないが、著しく生活には不便することになる。また、最近は車の運転などほとんどすることはないが、免許(driver's license)の「免許の条件」には「眼鏡等」の文字が印字されているわけである。
もう日常生活にはなくてはならないものになってしまったメガネだが、学生時代は全くそのお世話になることはなく、かけ始めたのは社会人になり2,3年経ってからである。そのころにはコンタクトはすでに広く普及していたが、最初は選択肢には入らなかった。おそらく、社会人になってから数年は身体を動かすことなどなくほとんどなく、コンタクトをすることのメリットを感じなかったためだと思われる。
それが、社会人となって身体を動かさなくなり体力の低下を痛感するようになり「よしっ、身体を動かそう!」と決心したとき「やっぱりコンタクトは便利だよな〜」となり、コンタクトを購入した次第である。
こうしてコンタクトの話をするとある記憶がよみがえってきた。それは、生まれて初めてソフトのコンタクトを装着した時のことである。生来の「小心者」のせいなのか、それとも聞こえのいい言い方をすると「繊細性(delicary)」のためなのかどかは分かは分からず、ちょっと人に言うのは恥ずかしいことなのだが、両目にコンタクトを装着して30秒もたたないうちに気分が悪くなってしまったのである。そのままイスに座ってもいられなかったので少し横になって落ち着くまで休ませてもらい少し恥ずかしい思いをした。
もう今となっては、それが診察をしてもらった眼科だったのか、それともコンタクトを販売しているお店だったのかどうかの記憶も定かでない。販売員の方は「たまに同じようなお客様がいますよ」とは言って慰めてはくれたが…。