「映像は富田選手だとすぐにわかるものだった」「手にしたカメラをバッグの中に入れるところも写っていた」、そして「スタッフの前で本人が盗んだことを認めた」となれば、だれがどう考えても「アウト!」以外のなにものでもないわけだ。それだけに「それをわざわざ「僕はやっていません!」などと言うのかな…」と首を傾げたくなる。
でも、そうすると、「警察署で富田選手が見せられた映像とJOCのスタッフが見せられた映像は同じものではなかったのでは?」という疑念(doubt)は残る。実は、この「映像」だが、真偽のほどは定かでないが、裁判所で公開される前にYouTubeに投稿されていて私も見たのだが、「これじゃあ、本人かどうか分からないよな〜」というものだった。
裁判所で採用された映像がYouTubeに投稿されたものと同じものだったかどうかは分からないが、「本人と認められるほど鮮明なものではなかった」ことだけは確かなようで、そうなると「JOCのスタッフが見た映像をなぜしなかったのだろう?」と思うのが自然である。
ゆえに、今回の「罰金」という判決(judgement)に対して富田選手が控訴するかどうかは分からないが、いずれにしても、どことなく「すっきりしない」ものがあるのは事実だ。
また、この春にサッカーの親善試合で韓国を訪問した高校生の「集団万引き」という前代未聞の事件(unheard-of-affair)が起きマスコミを騒がせた。多少、訪韓の経緯は異なっても、ある意味、日本を代表して赴いているわけで、そのことを肝に銘じて行動しなければならない。よって、今回の両件は「どうでもいいや!」で済まされるものではない。
(しかし、サッカーの方だが、オレが親だったら本人を連れて訪韓して謝罪に行く。商品を返還し、向こうも裁判沙汰しないからと言って、「あ〜、良かった!」などと安心している場合ではないのだが、だれか謝罪に直接訪韓した人はいたのだろうか…?)