仮に「よかったらお持ち帰りください」という張り紙をしたとしてもだれも見向きもしないような靴。ホームレスの人に「これ、履きますか?」と差し出したとしても「そんな汚いの履くわけないじゃないですか!」と断られるのは確実な靴を、「ロッカーの上には靴を置かないでください」という張り紙を無視して(ignore)置いてフィットネスエリアに向かったわけだ。
まあ、ホームとしているフィットネスクラブでは毎日のように行っていることなので、「もしかしたら盗まれていないだろうか…」などという心配は微塵もなく、2時間ほど汗を流してロッカールームに戻ったのだが、な、なんとロッカーの上の靴がなくなっているのである。
最初は「あれっ、ロッカーはここじゃあなかったっけ?」と、ロッカーを間違えたのかと思いキーの番号を確認したがやはり自分のロッカーであった。つまり、「だれかが持って行ってしまった」ということになる。
もちろん「よかった!あんな靴でも必要としている人がいるんだ!」などとは思うわけがなかった。「いつ捨ててもいいや!」と履き続けてきた靴なので、その靴を履かずに別の靴(自宅には代わりの靴はいくつもある)にするのは全然問題ないのだが、フィットネス先でなくしてしまったのでは帰宅するのに困ってしまうわけだ。まさか、靴を履かずに帰るわけにもいかない。
「さて、困ったぞ!」とキョロキョロとしていると、小さなメモ用紙(memo pad)みたいなものが貼られているのが分かった。
■昨日の日記で「張り紙」を「ball/poster」としましたが、「ball」ではなく「bill」の間違いです。失礼しました。