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日記 - 2015年 - 9月

 

9月10日(木) 「ちょっと調べてみた「時差」(その4)」

 

 「時間」に対する人類のあくなき追及は時計をより高度な機械式のものへと進化させていった。以下は「ウィキペディア」を参考に作成してみた。

 

12世紀

中国で脱進機つきの時計台が建設される。

脱進機」とは、一定時間間隔で歯車を1歯ずつ回転させる装置らしい。

16世紀
ゼンマイ時計が発明される。
17世紀
振り子時計が発明される。

 

 「振り子時計」までくると、私でも「ああ、あれか!」となる。小学生くらいの頃、夏休みなどに田舎に遊びに行くと、壁にそれほど大きくはないが振り子時計がかけられていて、一定の時間になると「ボーン、ボーン」と時を告げていた。そして、夜、就寝時にあたりが静まり返えると、振り子の「チク、タク、チク、タク」という音だけが耳に入ってきたのは今でも鮮明に(clearly)記憶に残っている。

 さて、それからしばらくすると時計は「クォーツ」の時代に入りデジタル時計なども登場した。クォーツ時計とは「水晶振動子」を用いた時計のようなのだが、「水晶振動子」などと言われても私には「mumbo jumbo」以外の何物でもない。が、デジタル時計で記憶に鮮明に残っているのが「計算機付きの時計」である。

 現在ではほとんどその姿を見ることはないが、「計算機付きの時計」が世に出たのが私が高校生の時だと記憶している。そして、大学生の時に行った初めての海外旅行(ソ連経由でヨーロッパ)で、事前に「ソ連では計算機付きの時計が高値で売れるらしい」という情報を得ていたので1つ買って持って行った次第である。

 情報通り、レストランのウエイターなどに「その時計売ってくれないか?」と何回か声をかけられた。向こう言う買値はだいたい私が買った時の10倍ほどなので、売ればかなりの儲けにはなるのだが、当時のソ連はバリバリの社会主義国家で、通貨(currency)であるルーブルを得ても国外では、基本、換金ができなかった。

 そして、入国時に、日本円などをどのくらいのルーブルに換金したのかは証明書(certificate)が発行されたので、出国時、あまったルーブルはその証明書を元に再び円やドルに換金することはできたが、入国時に換金したルーブルよりも多くのルーブルを持っていれば「お前、一体このルーブルをどうやって手に入れたのだ!?」となり、出国できない可能性も十分に考えられたので、決して売るようなことはしなかったわけである。