さて日付変更線だが、どこにあるかというと…。もちろんほとんどの方はご存じのはずだが、太平洋(the Pacific Ocean)の真ん中にある。もう少し正確に言うと、グリニッジ天文台を通る本初子午線から西あるいは東に180°移動したところ、つまり真裏にある。時間帯を表す経線同様、日付変更線上にある国々の国土の形状を考慮してまっすぐではなくかなりジグザグ(zigzag)している。
そして、この日付変更線をまたぐと日付が±1日変わるわけである。つまり、西から東(地図上だと左から右)にまたげば日付は1日戻り、その逆に東から西(地図上で右から左)にまたげば日付は1日進むことになる。
そこで、日本を中心に考えてみることにする。現在、お昼の12時としよう。時間帯が西に1つずれた(−1時間)ところにある国(中国、台湾、フィリピンなど)の時間は11時となる。また、その逆で、時間帯が東に1つずれた(+1時間)ところにある国(ロシアやオーストラリアの一部、パプアニューギニアなど)の時間は1時、2つずれたところでは2時、そして3つずれたところの時間帯に日付変更線があるので、日付を1日戻さなくてはならない…。
うぁ〜、今日もダメだ!明日は必ず終わらせてやる!