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日記 - 2015年 - 9月

 

9月30日(水) 「新幹線方式、敗北!」

 

 インドネシアの高速鉄道の建設を中国が請け負うことが決まった。日本と中国でその受注を争っていたが、我が「新幹線方式」は敗北となったようだ。

 しかし、一度は財政負担(financial burden)を理由に「高速鉄道の建設は白紙に戻す」となったような気がしたが、ここにきて急展開となった。中国側が、インドネシア政府の望む「国の財政負担がない形での建設」の案を飲んだようなのだが、私にはその「財政負担がない」という意味が今一つ理解できない。

 「それって全くお金がかからないってことなの?」とも考えてしまうのだが、「まさかそんなことあり得ないよな〜」とも思うわけである。

 当然、鉄道の建設は公共事業(puablic work)になるのだろうから、普通に考えれば、一部民間企業の出資があったとしても、そのほとんどは政府(government)の財政負担となるはずである。それが「タダでいいですよ!」と言われれば、「ラッキー!」となり競争のしようがない。

 まあ、借款の話も出ていたが、「その返済に関しては義務を問わない」と言うようなことをニュースで流していたような気がする。つまり、中国側が「必要であればお金を貸しますよ!まあ、その返済が遅れたりしても文句を言いませんから…」と言っているようなもので、これだったら誰だって「じゃあ、借りちゃおうかな〜」となってしまうわけである。

 しかし、どのようなものができるのか少し楽しみでもある。上記のような条件での建設であれば、多少の不具合が出ても文句は言えまい。ただ、大きな事故がないことを望むだけである。