「時」に対する概念が確立する(establish)につれて、「もっと正確に時間を刻みたい」と思う人が出てくるのは当然と言えば当然である(it is natural that 〜)。「ウィキペディア」によると、現在用いられている六十進法は紀元前約2,000年にシュメール(メソポタミア《現在のイラク・クウェート》南部を占めるバビロニアの南半分の地域)で考えられたもののようである。
そして、1日を12時間2組に分けたのは古代エジプト人で、巨大なオベリスク(神殿などに建てられた記念碑)の影を日時計(sundial)に見立てたことが起源となり、そののち、古代エジプト人たちは水時計も発明している。いわゆる、砂時計の砂の代わりに水を用いたものとなる。
このように、「時」に対する概念が確立しかけていた初期段階では、地域によって違いは生じてくるものの、日時計を中心に、砂時計や水時計、またはロウソク時計などが広く混在していたに違いない。
■今日も雨、ときおり激しく降っている。まあ、避難勧告(evacuation advisory)も出ている地域があるので、そういう意味では私の住まいはラッキーな方かもしれない。