フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 2016年 - 10月

 

10月16日(日) 「 悲しきビンボー人の性である(その4)」

 

 私が店主から差し出されたハチミツの容器を手に取りまず確認したのが「その値段」であることは言うまでもない。「どれどれ…」とビンを少し回してみたがそれらしきラベルは貼っていなかった。そこで「えっ、これいくらですか?」と店主に尋ねると、店主はニコッと笑って「値段、一番下にあるよ」というので、「えっ、一番下って…」と思いながら容器の底を見てみると小さなシール(seal)が貼ってあり、手書き(handwriting)で「850」という数字が並んでいたのである。

 私:えっ、これ850円なんですか?

店主:そう。とっても安い。

 私:…。

店主:大丈夫。味、保証する。もちろん「純粋」ね!

 私:え〜、でも、ちょっと安すぎないかな〜。それに、なんで棚の方に並べておかないんですか?

店主:これ、数が少ない。だから特別なお客さんにしか売らない。お客さん、特別ね!

 私:「特別」って、私、今日初めて来たし…。

店主:大丈夫。私、お客さんのこと気に入った!

 私:え〜、でも、本当に大丈夫かな〜?

店主:大丈夫、中国人、嘘つかない!