タイのプミポン国王が亡くなられた。享年88歳(aged 88)であった。18歳で即位し、70年間という長き期間にわたって国王の座に就いていたことになる。タイに行ったことがある人であれば分かると思うのだが、町を歩いていれば国王の大きな写真が掲げられているのをよく目にするし、国王の写真が入ったペンダントを持ち歩いている人も非常に多い。それだけ、タイの人たちは心から国王を敬愛していたことになる。ご冥福をお祈り申し上げたい。(May his soul rest in peace.)
さて、私は「娘がいる」ということだけは聞いたことがあり、王室の家族構成などはほとんど知らなかったのだが、どうやら後継者となる息子(ワチラーロンコーン皇太子)がいることをニュースなどで耳にした。ただ、どうもかなり問題がある人物 (trouble maker ?) のようで、国民も素直に次期国王として即位することを喜んではいないようだ。
まず、3回の離婚歴があり、ネットなどでは「数々の愛人問題」なる言葉も見受けられるので、かなり女性に対してだらしないようだ。国民としてはもちろん望むところではないだろう。また、「かずかずの奇行」もネットで話題になっている。「ウィキペディア」あたりには「王室のパーティーで、当時3人目の妻であったシーラット妃を、大勢の人間がいるなか一人だけ裸にさせている映像が出回った 。」などども書かれている。そして、ドイツなどを訪れたときの写真もネット上で出回り話題になっている。
タイはこの42年間の間に5回のクーデターが起きて国内が混乱したが、その都度亡き国王が調停役になってなんとか治めてきている。しかし、とてもではないがそのような役割は次期国王となる皇太子 (Crown Prince) には望めそうにない。ちょっと個人的には気になるところであり「さてさて、どうなることやら」と案じているわけである。いや〜、そろそろ行きたくなってきたな〜、タイ!