ゴキブリの嫌われる理由を考えてみたけれどなかなかみつからない。そこで、困った時の「インターネット」である。「ゴキブリ、嫌われる理由」で検索をかけてみた。すると、いくつかその理由を上げているサイトを見つけた次第である。

■ 見た目がグロテスクだから ■

　まあ、確かに見た目に可愛らしさ(prettiness/cuteness)や愛嬌(charm)は皆無だが、私としてはそれを理由に挙げるのは「ちょっと微妙〜」という感じがしないでもない。確かに色が単色で鮮やかさは一切なく、しかも暗い色ときている。

　ただ、それでいうとクワガタやカブトムシだって同じような色だし、コオロギあたりだってたいして変わらない気がする。日本では、北海道以外に住む人にとって見れば、ゴキブリホイホイなどのテレビコマーシャルなどメディアや親の影響も受け、小さい時から「ゴキブリ＝悪」と刷り込まれている影響が大きいような気がしてならない。

■ 動きが超高速だから ■

　う〜む、確かに素早い動き(quick/rapid movement)に関してはちょっと気になるところである。東南アジアなどでは1年中気温が高いので、日本よりも頻繁に見かける。何回か訪れているバンコクあたりでも、通りを歩いていると普通に目にする。というよりは、通りを歩いていて「目にしないことはない」と言った方が正しいく、いちいち気にしていられないわけである。

　一度、思いっきり嫌な経験をしたことがある。それは、夜、通りを歩いているときのことであった。この時もときどき歩道を黒い物体が高速で駆けずり回っていたのだが、7,8m前方にいた一匹が「んっ、飛んだな！？」と思った次の瞬間に私の顔に思いっきりぶち当たってきたのである。私は思わず「ギャー！」と大声を上げてのけぞってしまった。その後しばらくは、夜、通りを歩くときは私の身に備わっているゴッキー感知器のレベルをマックスにして歩かざるを得なかった。