フィットネスの勧め 語句解説  

日記 - 2016年 - 2月

 

2月21日(日) 「 これこそ革命である!(その4)」

 

 番組では「水増し軽油」であるエマルジョン燃料がなぜ通常の軽油と同じような燃焼効果があるのかを以下のように解説していた。

 

 まあ、私が改めて説明することでもなく、小学生でも高学年くらいになれば「水と油は混ざらない」ことくらいは知っているはずである。水と油を同じ容器に入れれば、比重(specific gravity)の重い水は下に沈み、くっきりと水と油の層ができる。もちろん、棒などで撹拌しても、一時的には混ざったように見れるかもしれないが、時間が経つとともに再び2層に分かれる。

 ちょっと、比重の違いを調べてみると、水が「1」に対して、油は「0.8〜0.9」くらいのようだ。まあ、油と言ってもいろいろとあるので比重の方は一定ではなようだ。でも、おバカな私には、あの油のネチネチ、ベトベト感から、または水のゼロカロリーに対して油はカロリーが高いので、なんとなく油の方が重そうな気がして仕方がないわけである。

 

 その混ざらない水と油を混ぜる接着剤(正確には界面活性剤 : surfactant)が開発されたようだ。この新しく開発された界面活性剤を用いると、分子レベル(molecular level)で軽油が水の周りを包み込むようになる。そして、その混ざりあったエマルジョン燃料をエンジンなどの内燃機関で燃焼させると、軽油に包まれた水が高温高圧下においてはじけることによって、周りにある軽油が小さな粒子となり燃焼面積が広がるらしい。よって、「水:50、軽油:50」と水増ししたものでも通常の100%の軽油と変わらない燃焼効率を得ることができるとのことだ。

 ・本来、混じり合わない水と軽油は新たに開発された界面活性剤を加えることによって分離せずに混じり合うことが可能になった。

 

 ・軽油に包まれるように混じり合った水が、エンジンなどの内燃機関の中で高温・高圧になることによって爆発し、周りを包んいた軽油は細かい粒子となり燃焼面積が向上。そのために半分水増しした燃料でも100%の軽油と変わらない燃焼効率を実現した。