今回、この水と軽油を接着させる(adhere)界面活性剤を開発したのは山梨にある「エネコホールディングス」という中小企業(small and medium-sized enterprise)である。現在、山梨県だけで「水:50%、軽油:50%」のエマルジョン燃料の実証実験が行われているようだ。もともと「水増し燃料」であるため、製造および販売は違法行為なのだが、「軽油100%と同じ税金を支払う」ということを条件に山梨県から特別にが下りたとのことである。
番組では、この燃料を使っているある造園会社の例を挙げていた。冬場の作業としては除雪作業(snowplow)が業務のメインとなるようだが、このエマルジョン燃料を用いたところ、従来なら70万くらいの燃料費がかかるところを40万ほどで抑えられ、除雪車などのエンジンの調子も特に問題ないということである。
そして、メリットはコストカットだけでなく
ということも非常に意味がある。水分を多く含んでいるということで、長期的な使用によりエンジンにどのような影響を与えるかはまだまだ未知数的なところもあり「実験レベル」の範囲内なのかもしれないが、もし長期間の使用でも特に問題がないようであれば、私には
という気がしてならない。