さて、最も激しく抵抗する(resist)と思われるのが…
■ 大手石油会社 ■
いわゆる「石油元売り」のことで、原油を精製して石油製品(petroleum product)として販売する会社だ。以下が日本の「石油元売り」のビッグ3となる。(参考サイト:「ウィキペディア」)
1 |
JXエネルギー |
国内市場占有率1位
2010年新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合。「ENEOSブランド」 |
2 |
出光興産 |
国内市場占有率2位 |
3 |
東燃ゼネラル石油 |
「EMGマーケティング」と親子関係にある |
また、上記以外には「4.コスモ石油 5.昭和シェル石油 6.キグナス石油 7.太陽石油」がある。
エマルジョン燃料は、今まで説明したように「燃料」として用いられるので、プラスチックなどの工業製品を製造するときには全く関係ないのだが、ただでさえ燃料としての軽油の消費量が減っている中で「半分に薄めても燃焼効率は同じ」などというものが世の中に普及したら大打撃になるに違いない。よって、資金が潤沢にある上記の会社はロビー活動(lobbying)を激しく展開するのは明らかである。
「そのようなものが普及したら事業をかなり縮小せざるを得なく、失業者がたくさん出ます!」とか「水増し燃料を使い続ければ少なからずエンジンには悪い影響を与え、エンジンに不具合が出れば経済的な損失は計り知れないですよ!」などいくらでも台詞は考えられるわけだ。