その西洋人の男性は日本語が堪能で(proficient)、国籍を言っていたかどうかはよく覚えていないのだが、はな子のゾウ舎を訪れた理由を以下のように語った。
「ここの象は狭い所に入れられ、とても環境の良くないところで飼育されていると今ネットで非難(censure)の声が上がっているんです。それでちょっと見にきたんです。」
「なんて答えるのかな?」などとは考えていなかったのだが、全く予期せぬ答えであった。ただ、正直、私もゾウ舎が最初に画面に映ったときには「狭っ!」と思ったのも事実である。ちょっと日本の他の動物園での象の飼育状況は分からないのだが、まあ、多少の差はあれどこも似たり寄ったりで「敷地をぐるっと1周回って散歩ができる」などというところは日本にはないような気がする。
あまり詳しくはないのだが、確か千葉県に「市原ぞうの国」というのがあり、そこでは象のショーや象の背に乗ったりして人間と象が触れ合えるような形になっているような気がした。本場タイからもゾウ使いが何人も常駐しているはずである。
そういうところでは、一日中狭い所に入れられて過ごすということもないのかもしれない。まあ、そういうところを「動物園」というカテゴリーに入れられるのかどうかは良く分からないし、どっちが象にとってよいのかも私にはよく分からない。「今度、行く機会があったら、ぜひ直接聞いてみようかな?」などとも思っているわけである。もちろん、自然の中で自由に暮らせるのが一番に決まっているが…。
■ 今週の英単語 ■
1 |
環境汚染 |
environmental pollution |
7 |
定点観測
|
fixed point observation |
2 |
死活問題 |
matter of life or death |
8 |
温室 |
green house |
3 |
心肺持久力 |
|
9 |
趣旨 |
point/meaning |
4 |
手軽に
|
easily |
10 |
引用文 |
quotation |
5 |
運営している |
manage/operate |
11 |
人間不信 |
misanthropy |
6 |
正式名称 |
official name |
12 |
要約文 |
summary |